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インターンシップ体験記<2024年夏>

2024年夏、静岡市女性会館へ社会教育実習に来てくれた大学生の体験記です。講座の準備・運営や施設管理に携わってくれました。


 こんにちは。6日間のインターンシップに参加させていただいている大学生です。今日から静岡市女性会館でのインターンシップの体験記を書いていきます。よろしくお願いします。

1日目

 8/6の今日は葵生涯学習センターの職員の方と静岡市女性会館の職員の方への挨拶から始まりました。初めて対面した職員の方がほとんどで、不安でとても緊張していましたが、優しく笑顔で接してくださったので、私も安心して自己紹介ができ、良いスタートがきれました。

図書コーナーのお手伝い

 まず、初めに体験した業務が図書コーナーのお手伝いでした。静岡市女性会館の図書コーナーには男女共同参画や女性問題、ジェンダーに関する本がたくさんありました。絵本や小説もあり、とても充実した本がそろっていました。私が気になる本もいくつか見つかりました。主に「クリッピング」と返却図書の片づけを行いました。「クリッピング」とはその日の新聞の切り抜きをまとめる作業です。女性問題、ジェンダーなど女性会館に関する内容のものを新聞から探し、切り取ってファイルにとじました。一日でたくさんの関連する記事が見つかり、今まで気づけていなかった分野の記事を見直すきっかけになりました。

講座の振り返り

 私は6/26の「看護学生女性会館実習」、7/14「パパと子でつくろう ランチ大作戦」の講座に参加しました。女性会館の職員の方と目的やねらい、アンケート集計を見ながら、良かった点、改善点を話し合いました。どちらの講座も職員の方がよく準備されたもので、参加者からも良かったという声がたくさん見られました。私も参加者が満足できるような企画を目指したいと感じました。

ミーティング 発表企画について

 最終日に発表する企画案を2人の職員の方に意見を聞きながら、考えました。テーマ一つとっても、さまざまなターゲットや方向性が考えられ、なかなか目標が定まらず、難しさを感じました。アドバイスをいただきながら、案をしっかりと練っていければよいなと思います。

2日目

 今日は女性会館の方に挨拶をして始まりました。2日目でまだ慣れないことが多く、少し緊張もしていました。

ホームページ提案会議

 静岡市女性会館の新しいホームページを作る会議に参加させていただきました。女性のための情報コーナー「ふみだす」の部屋で私を含め、5人で行いました。机で向き合って資料を見ながら、話し合う会議の機会は初めてだったので、緊張感とどんな内容を考えていくのかなという期待感がありました。
 今の女性会館のホームページを私も使ったことがあり、私目線の経験を踏まえながら、新しいものに入れる要素や入れ方を考えていきました。職員さんの話を聞いていくと、私も共感する部分や今まで気が付かなかった部分が見つかりました。利用者に必要な情報は何か、どのように分かりやすく伝えるのかを考えました。
 私は今日の会議のみしか参加できず残念ですが、今回提案した考えが新しいホームページにどのように使われるのか、出来上がりが楽しみです。

ふらりアンケート入力

 「女性のためのほっとスペース ふらり」の事業のアンケート入力を行いました。参加者が丁寧に感想を書いてくれていました。何回も参加してくださっている人もいて、多くの人に好評の事業だというのが伝わってきました。私も参加してみたいなと感じました。

事業企画

 最終日の発表に向けての事業企画は今日は調べ学習とステップシートを記入しました。
 本やインターネットで調べましたが、なかなか探していた情報が見つからないこともありましたが、職員さんの協力により、企画に関連する情報を集めることができました。ステップシートで目的やターゲット、達成目標を職員さんのアドバイスをもとに考え、アイデアが固まってきました。
 どんな内容を行うかが少し悩み、まだまだ深く考えていく必要があります。パワーポイントも作りながら、内容をさらに具体的に考えていきたいです。

3日目

 あっという間に残り2日間になってしまいました。職員さんたちのアドバイスや楽しい会話に支えられています。

葵心庵の道具点検

 午前中は女性会館の4Fにある和室「葵心庵」の道具点検を行いました。倉庫や和室にはたくさんの茶道道具が保管されていました。葵心庵に入るのは初めてで、和室とお庭がついた立派な部屋でした。他の女性会館の部屋とは全く違う雰囲気で、心が落ち着く感じがしました。
 私が思っていたよりも、たくさんの道具が大切に保管されており、一つ一つの道具を触るときは傷をつけないように十分配慮しました。なかなか点検するのが多くて時間がかかり、大変でした。
 女性会館はこの部屋以外にもたくさんの部屋を管理しているので、全ての部屋でこの点検を定期的にしているのはすごいなと思いました。利用者が安心して使えるようにするために、定期的な点検は大切だとわかりました。

ちるり運営補助

 女性会館で開催されている、8月、9月の間、週に1回、中学生から22歳までの女の子の居場所事業である「夏カフェ ちるり」に参加させていただきました。今日は高校生の女の子が数人来て、みんなで楽しくお話をしたり、ビーズでアクセサリーを作ったり、お菓子を食べたりしました。楽しい時間を過ごせました。
 誰でも気軽に来て自分の好きなことができるこうした居場所作りはとても良いと思いました。来て誰かと話すことで、自分の気持ちが軽くなったり、家にいる場所がない子が安心して過ごしたりできると思います。

事業企画の作成続き

 今日は職員さんとさらに考えを練って、明日の発表に向けてパワーポイントを作成しました。目的と達成目標が少しずれていたので修正しつつ、内容、事業のタイトルも考えました。
 いよいよ明日発表で、今からドキドキしています。自分の思いが職員さんや聞いてくれる人に届くように、精一杯頑張りたいと思います。

4日目

発表準備

 今日は午前中はパワーポイントの修正と内容作りの続きを行いました。私が考えた企画で、伝えたいことがしっかりと伝わるものを作ろうと準備を進めました。職員さんからアドバイスももらいました。今までの実習で学んだことを生かして発表をしたいです。

企画発表

 発表が始まるときはとても緊張しました。図書コーナーの職員さんや大学の先生も見にきてくれました。リラックスした気持ちで、発表を始めました。パワーポイントで書いたこととともに、さらに説明を加えて、聞いている人たちの反応を見ながら、行いました。
 発表後の振り返りでは職員さんが一人ずつお話をしてくださって、良かった点やアドバイスをいただきました。今まで一生懸命作ってきて、良かったよと言ってもらえるのは嬉しかったです。アドバイスも私が考えなかった視点をくださり、なるほどと思いました。さらに考え直して、よりよい企画を再度考えてみたいと思いました。

実習を振り返って

 6日間の実習はとても充実したもので、様々な講座や活動に参加させていただきました。今まで利用者目線でしか考えなかったものが、実際に企画者・運営者目線で考えることで、新たに学ぶことがたくさんありました。事業の企画を考えることも初めてで、不安でしたが、職員さんのアドバイスで良い企画を作ることができました。企画を作るプロセスや見方、大変さもわかりました。
 今回の実習で学んだことをまとめて、私の社会教育の学びに生かしていきたいと思います。

 6日間、実習をさせていただいて本当にありがとうございました。


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