坊や、初めての西武鉄道
小鉄の坊やと初めて池袋へ。
西武の電車をたくさん見られる場所を探していると、池袋駅近くに「ダイヤゲート池袋」という新スポットがあるという。西武池袋線を跨いで造られたオフィスビルで、その2階デッキから西武池袋線を間近に見られる。
実際に行ってみると広くて、電車観賞のみならず坊やの放牧スポットとしても最高だった。芝生のスペースに段差のあるデッキがあって、何度も上り下りして大はしゃぎ。人が少ないのもいいが、適度に親子連れがいると坊やの刺激になっていい。ある小鉄は電車を見て「アルミ!」と叫んでいた。うちの坊やもすごいが、この子もなかなかだ。
おじいちゃんと孫娘が相撲をして遊んでいるのを見ると、坊やも「残った残った残った」と真似を始めた。でも相撲のルールを知らないので、パパの手を引っ張ってじゃれ合うのが相撲だと思っている。
別の子が「よーいドン」とかけっこを始めると、坊やも「よーいドン」と真似してかけっこ。新しい地で新しい学習。ああ楽し。
西武池袋線の2000系、6000系、9000系、20000系、30000系(スマイルトレイン)、40000系、そしてラビュー。すべて初見。9000系にはRED LUCKY TRAINという赤色の編成や、西武ライオンズの紺色に染まったL-trainというものもあった。東尾、秋山から松井稼頭央、松坂まで歴代レジェンド選手でラッピングされている。四十路としては、西鉄ライオンズの稲尾が入っていたことに一番ときめいた(福岡といえばホークスではなくライオンズだとしみついている最後の世代)。
東武は特急が充実しているが、西武は通勤列車がバリエーション豊富で面白い。
ここで1時間半過ごした後、坊やと初の2人ランチへ。事前リサーチで、近くのファミレス(ジョナサン)に行くことにしていたが、23日に潰れていたことが判明しランチ難民に。しばらく歩いてカレーハウスCoCo壱番屋に入った。
まず坊やにおこさまカレーを食べさせてから、パパはほうれん草&チーズカレーを食べた。高校時代から愛しているトッピングだが約4年ぶりに食べた。五輪ペースで4年周期ぐらいで食べるとすると、人生であと10度ほどしか食べられない。坊やと一緒となると5度くらいか。巷にありふれたココイチでもそのくらいしか食べられないことに人生の無常を感じる。まあ、もっとたくさん行けばいいだけの話か。
グズり予防でいろいろ写真を見せていると、ロバの画像に反応してブレーメンの音楽隊の歌を歌い始めた。でも「ブレーメンへ行こう、ブレーメン、ブレーメン」ではなく「ねんねへ行こう、ねんね、ねんね」と替え歌で歌い、ケラケラ笑っていた。寝る気配ゼロ。
また電車を見たそうなのでダイヤゲート池袋1時間半をもう1セット。帰路に就こうと「山手線に乗る?」と聞くと「山手線乗らなーい」と返事。「有楽町線で東京メトロ10000系に乗る?」と聞いても「有楽町線乗らなーい」。攻め方を変えて「山手線と東京メトロ10000系、どっちがいい?」と聞くと「東京メトロ10000系」と返事。これでディール。2倍の時間を要するが東京メトロで帰った。坊やは初の有楽町線に身を乗り出していたが、3駅ほどで横になり、麹町辺りでねんね。お疲れさまでした。
いつもこれだけ坊やの相手をしているママの苦労がよく分かったが、ものすごく楽しくて心地よい疲れだ。