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マジシャンを呼ぶ側の悩みを知る、ということ。

先日、テーブルホッピングでお世話になっている『青いナポリ』でお会いしたお客様の中に、結婚式などでイベントを企画するイベントプランナーのような仕事をされている方がおられました。

もちろん、それを知ったのはマジックを披露した後の雑談で、です。

小さなお子様連れだったので、少しでも楽しんでもらえたらいいなと思い、イラストの描いたカードを使ったマジックや、スポンジが増えたり移動したりする現象のわかりやすいマジックをお見せして(大人のほうがびっくりするというあるあるを挟みつつ(笑))、和気藹々となった時に色々とお話を伺うことができたわけです。

お客様曰く「こういったテーブルホッピングというスタイルのマジックを見たのが初めてで、こういう感じの依頼をすることもできるんだ、と驚いた」とのことでした。

結婚式などでイベンターとしてプロマジシャンを呼ぶ時は、それなりに金額もかかりますし、どのような演技をされるのかもお任せなことが多いので、2時間の依頼をしても実際にマジックショーをされる時間が30分しかなかった、なんてこともあったとか。

もちろん、それは事前の細かな打ち合わせが足りなかったのかもしれませんし、マジシャン側のプレゼンが不足していたのかもしれませんし、何が問題だったのかは一概には言えませんが…。


ギャラ問題は、私のようなアマチュアに毛が生えた程度のマジシャンが、有難くも外部イベントに呼ばれた時にずっとついて回っている悩みの種でもあります。

あまり低すぎるとスキルの安売り・市場価格の破壊に繋がるという思いはもちろんありますが、とはいえあまり高額な提示も気が引けますし、友人のマジシャンに相談したことも多々あります(現在はようやく、自分なりのある程度の基準を設けることができました)。

イベント企画側が、気持ちよくマジシャンを招聘でき、かつお客様も楽しい時間を過ごして、マジシャンもきちんと実績に見合った報酬を受け取る、三方良しの状態が上手く作れればいいですね。


少し話が逸れました。
イベントの一企画としてマジックショーを選択される場合、プランナーの多くの方はステージショーをイメージされているような気がします。

もう少し小規模なサロン、或いはテーブルホッピングといった、会場の中を身軽に動き回って、あちらこちらで奇跡を起こすーー
そんなスタイルのショーもあるんだよ、ということをもっと周知していきたいな、と思った出来事でした。


みさわみきより

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