金髪になって、知ったこと。
#お前の発見を語れ
今回のnoteはインターネット読書サークル「三ツ星スラム」のコンテストに出しています。
さて、本題だ。
わたしは金髪だった。7月頃からブリーチをして、11月中頃までブリーチをしていた。
12月1日現在黒髪に戻しているが、やっと落ち着いたなーというところ。
まとまったから、やっとnoteにできた。
33年生きてきたが、初のブリーチだ。
金髪生活はなかなかに楽しかったので、折角なので記録にしてみようと思ったのだ。
何故金髪にしたのか
今の自分から脱してみたかったから。それだけ。
それまでのわたしは
わたしは33年、真面目に生きてきたつもりだ。会社や学校の規則は守りまくって生きてきた。
わたしは不良とは縁遠い人間だという自信がある。
そうやって自分の気持ちを縛ってきたし、不良になっては他の人からの目が痛いと思っていた。すごく悪い言い方だと、臆病者で。他人の目からみて「凄い人間だ」と言われることしかしたくなかった。
凄い人間の対極に近い不良にはなりたくなかった。
その考えを変える出来事がきた。
出会いがあった
ある日、わたしの職場で「金髪の同じ歳の女性」が入社してきた。
彼女は不良でもなんでもなく、髪色を変えることを楽しんでいるだけの女性だった。ある日はピンク、ある日はオレンジ、ある日は黒へ
本当にオシャレが大好きな女性なのだ。
明るくて、優しくて、面白くて。でも不良とは一切違うような性格をしていた。
気付きがあった
わたしは彼女が羨ましいと思うようになった。今の職場は髪色が自由であるのにも関わらず、わたしはイメージダウンをするかもしれないから金髪にできなかったのだと気がついた。
いっそ、金髪にでもなってみたら、他人からの目で生きないといけないという考えはなくなるのではないかと思った。
葛藤はした
金髪にするのは、抵抗があった。だけれど、仕事でも許可されている。夫も特に何も言わないので、やってしまうことにした。
髪の色がダメなら、また染ればいいだけだ。
えーい。予約したれ。
予約してみた
美容室を予約した。カラーで予約したら、ブリーチは違いますよと言われて断られた。
ブリーチはカラーを抜く作業、綺麗な髪にするには更にオンカラーをしないといけないと知った。
しかも、わたしのなりたい髪色は2回ブリーチ必須だった。
ちょっとだけ心が折れかけた。
え、金髪になるのって時間掛かるの?
ブリーチしたら、さらにカラーのせるの?しかもブリーチ1回じゃ綺麗に抜けきらないの?
知らないことばっかりだった。
とりあえず、すごすごと店から出た。悲しかった。
勉強しなおして、再度美容室チャレンジ。
金髪チャレンジ!!
まず金髪になるには、ブリーチが必要。
ブリーチを根元からしっかり目に塗る。
わたしは肌が弱い方だ、めちゃくちゃ染みた。
ヒリヒリとする感じ。耐えられそうだから耐えた。
美容師さんに「無理だったら流しますね」と心配されるくらいには、ヒリヒリしていた。
そのまま30分放置。暇だなー。レシピの雑誌読も。
この30分が地味に辛かった。
30分後お流し。1部色素が残ったが、まぁ綺麗に抜けてくれた。白っぽい金。
黒から脱色すると、こんな色なんだと思った。
そして思ったこと「やべぇ、肌汚い 」
家に帰ったら、肌ケアしようと美容雑誌に持ち替えた。
ここから、オンカラー
ブラウン系にしてみた。ミルクティーブラウン風。金髪でもブリーチ1回だから、ベージュっぽくしかならなかったけれど。
初めての金髪はなかなか可愛いと思った。
まぁ、メイク浮いてて「ダサ子」でもあったが。
金髪になった直後の感想
意外と派手ではない。金髪だからといって、不良ぽくはなかった。
ちょっと外国人風メイクして、遊ぼうかなとか
綺麗な髪に似合うように、肌ケアしようとか
髪の毛傷んでいるから、トリートメント買おうとか。そんな感じだった。
人からの感想
職場の人からは概ね好評だった。
似合いますねー。そういうなみさんもありですね。可愛い。
お客さんからも、素敵な髪ねとわざわざ褒めて貰ったりした。嬉しいね。
金髪になってから変わったこと
①堂々とするようになった。
鏡を見る度に、強い女がいると思えた。
わたしはわたしでいいんだ。強いぞ、自分と言い聞かせることができた。
そのためか、キャッチセールスやナンパなど今まで逃げていたものが相手から来なくなった。
変な人もこちらに寄ってこなくなったから、ハッピーな気持ちで過ごすことができた。
②髪の毛の話題で褒められることが増えた。
これは意外だったのだけれど、どの人もイイネ!という反応だった。
お陰で髪を染めたあとの方がご機嫌だった。
③肌ケアめちゃくちゃ頑張った。
元々わたしは色白だけれど、金髪だと肌がくすんで見えた。これはダサいなと思ったので、肌をピカピカにした。
メイクをかえて、メイク落としもかえて、肌ケア用品を増やした。
3日くらいでピカピカになった。今までケア足りなかったのかと痛感した。
黒髪に戻した
理由は冬だから。気分で染めたから、気分で髪を戻す。そんな感じです。
黒髪にして変わったこと
面白いことに金髪のころと変わらなかった。
ナンパもキャッチセールスもこない。
肌ケアは乾燥もあるし、くすむからね。やはり頑張っている。
髪の毛の綺麗さも話題にされることがある。
あれ?なんで?昔の黒髪にしたのに。
結果:姿勢が変わったのだと思う。
金髪になったとき、強い女になるぞと魔法をかけていたのだ。
その魔法は半年ほどで、わたしを覆い尽くして浸透していたのかもしれない。
つまり日常のものとして会得できたのだろう。
だから、黒髪に戻しても金髪の時と変わらなかったのかもしれない。
結論
髪の毛を好きにいじって、自分のなりたいものになったらいい。金髪はなりたいものになれるきっかけとして、丁度良い。
なりたい自分になったら、癖つけるまでキープ。癖は抜けにくいから、変化をキープできる。
髪の毛の魔法は手軽にできるから、やってみるといいかもね。
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