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私の過去~さかのぼること数十年前


私は先天性の病気を2つ持って生まれました。

とはいっても同じ病名の人たちは車いすだったり杖をついたり

”下肢”に影響が出てしまう人が多かったのですが

私自身は健康な人と同じように過ごせていました。

3人兄弟の末っ子で、兄(10)・兄(8)・私(0)

といった待望の女児であったということや

下の兄から8年もあいていたこと、そして体が弱かったこともあり

愛され

甘やかされ

そして

「病気で生まれて可哀想」

と言われながら大きくなっていきました。

「病気なのにいつもそれを感じさせない明るい子」とも言われてきました。

繰り返し繰り返しそう言われ

まさに自分では「無意識」に

「私は病気で生まれてきたから可哀相」

という刷り込みが自分の中に出来上がっていたのです。

この「私は病気で生まれてきたから可哀相」はいつしか

「私は可哀相…」

に変化して思い込んでいきました。

その頃の自分に教えてあげたいなと今では思います。

「あなたは可哀相ではないと」と。

なぜならその「私は可哀相」は

本当に「私は可哀相」な人生を作っていったからです。

それに気づくのは何十年も後のことになります。

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