Uber Eatsの動画CM、風刺が効いてる!
少し前にAdblockを導入して、快適なWEB生活となったのですが(その時の記事はこちら)、導入前によく表示されていたのがUber Eatsの動画CMです。
Uber Eatsの動画CMは何種類かありましたが、強く印象に残ったのがひとつあります。ジャニーズ系アイドル(?)が利用者としてのメリットを語るものです。
これが、おそらくCM作成者の意図とは別のところで風刺が効いていて、なかなか面白いのです。
CM内容
当該CMで出演者が語るメッセージ(利用者としてのメリット)は概ね、こういうものです。
「僕は時間をすごく大切にしてるんですよ。
だから、出前を頼んだ時でも、20-30分、拘束されるのが我慢できないんですね。
その点、Uber Eatsは配達の方が今、どこにいるのかが常に表示されるので、時間を無駄にすることがなくて、とても気に入っています。
正直、Uber Eatsを使わない人の気持ちがわからないですね」
風刺内容
これ、二つの観点からの風刺になっていますね。
①「策士、策におぼれる」的な視点、
②「自分は賢い」と悦に浸りながら自分のバカさ加減をさらけ出す小人物を描く視点。
①「策士、策におぼれる」的な視点
「時間が大事」で「少しの時間も無駄にできない」人がUber Eatsの画面を凝視し続けるという、シュールな状況。
到着したらチャイム鳴らしてくれるんだから、他のことをしておいた方が時間を有効に使えるのでは?
②「自分は賢い」と悦に浸りながら自分のバカさ加減をさらけ出す小人物を描く視点。
①の矛盾に気が付かずに、「俺忙しい」「でも、上手にサービスを使いこなしてかっこいい」をアピール。
完全にコントです。
CM作成者の意図は如何に?
コントだと思って観ると、コント以外の何物にも見えないのですが、CMの趣旨自体はストレートに「Uber Eats 素晴らしい!」だと捉えるのが妥当でしょう。
CM作成者が「ウラの意図」として、上記のような内容を心に忍ばせながら作成したのだとしたら、相当あそびごころのある人だと思いますが、真相はどうなのでしょうか?
少し前は、阿部寛を起用したストレートなコントCMだったので、それも「コントだよ」という伏線になっているのでしょうか?