
…あなたの記事、スマホで読みやすくなってる?
ブログ運営をしていると必ず直面する「あるある失敗」について今日はお話しします。
「せっかく良い記事を書いているのに、なぜか読まれない...」
「ブログのPV数が伸び悩んでいる...」
「記事を書いても成果に繋がらない...」
このような悩みを抱えているブロガーさんは非常に多いと思います。
実はその原因、あなたが想像している以上に単純かもしれません。
結論から言うと、モバイル対応のデザインを無視すると致命傷になります。
これから、私の痛い経験と失敗から学んだ教訓をお伝えします。
モバイルファーストの時代に逆行していた私
Googleアナリティクスでデータをチェックしていたある日、私は恐ろしい事実に気づきました。
モバイルからの訪問者が全体の78%を占めているにもかかわらず、モバイルユーザーの直帰率がPC版の2倍以上だったのです。
「なぜだろう?記事の内容は同じなのに...」
不思議に思った私は、初めて自分のブログをスマホで開いてみました。
そこで目にしたのは惨状でした。
テキストは小さすぎて読めない
ボタンは押せないほど小さい
表は画面からはみ出して横スクロールが必要
リンクをタップしようとすると別のリンクに誤タップ...
「これじゃあ読者が離脱するのも無理ないな...」
思わず額に手を当てて溜息をついてしまいました。
せっかく良い内容を書いていても、読みにくければ誰も最後まで読んでくれないという当たり前の事実に、今さらながら気づいたのです。
失敗から学んだ教訓:読者目線の欠如
この失敗の本質は何だったのでしょうか?
それは「自分のブログを自分で使っていなかった」という点です。
PCでブログを書き、PCで確認し、PCでしか見ていなかった私。
それはまるで、お客さんに提供する料理を一度も自分で食べたことがないシェフのようなものです。
味も見た目も確認せずに「美味しいはずだから食べてください」と出すようなものでした。
常に自分のブログをスマホで開いて、読者目線でチェックする習慣があれば、こんな失敗は避けられたはずです。
モバイル対応で改善したこと
気づいた以上、すぐに行動です。
私は次のような改善を行いました。
1.テーマの変更
まず、PCでもスマホでも快適に閲覧できるレスポンスのよいテーマに変更しました。
2. フォントサイズと行間の最適化
スマホで読みやすいフォントサイズと行間に調整しました。
特に行間は想像以上に重要で、詰まりすぎているとストレスを感じます。
3. タップしやすいボタンとリンク
スマホユーザーは指でタップするので、タップ領域を十分に確保しました。小さなリンクが並んでいると誤タップの原因になります。
4. 表示速度の改善
スマホユーザーは特に表示速度に敏感です。
画像の最適化やキャッシュプラグインの導入で、読み込み時間を3秒以内に抑えました。
5. 定期的なスマホチェックの習慣化
最も重要なのはこれです。
新しい記事を公開する前に必ずスマホで確認する習慣をつけました。
改善の効果は思いのほか大きかった
これらの改善を行った結果、変化が起きました。
モバイルユーザーの直帰率は40%も減少し、滞在時間は2倍に伸びました。
さらに、コンバージョン率(記事からの商品購入や登録)は3倍になりました。
特に驚いたのは、何も新しいコンテンツを追加していないのに収益が1.5倍になったことです。
つまり、元々良いコンテンツだったのに、単にスマホで読みにくかったために機会損失していたということなのです。
なぜモバイル対応が絶対に必要なのか
この経験から学んだのは、モバイル対応は「あれば良い機能」ではなく「必須条件」だということです。
現在、日本のインターネットトラフィックの約80%はモバイルからのアクセスだと言われています。
つまり、モバイル対応していないサイトは潜在的な読者の80%を最初から切り捨てているようなものなのです。
さらに恐ろしいことに、Googleはモバイルフレンドリーなサイトを検索結果で優遇する「モバイルファーストインデックス」を採用しています。
つまり、モバイル対応していないサイトは検索順位でも不利になるのです。
モバイル対応の簡単なチェックリスト
あなたのブログが本当にモバイルフレンドリーかどうか、簡単にチェックする方法をお伝えします。
スマホで自分のブログを開き、全ての記事を最後まで読んでみる
画像や表が画面からはみ出していないか確認
ページの読み込み速度が3秒以内か確認
もしこれらに問題があれば、至急改善することをおすすめします。
この失敗から学べる普遍的な教訓
この経験は単なるブログの話ではなく、あらゆるビジネスや発信活動に通じる教訓があります。
それは「ユーザー視点でのチェック」の重要性です。
自分が作ったものを自分の目線だけで評価していませんか?実際のユーザーがどう使うのか、どう感じるのかという視点が欠けていませんか?
例えば、ECサイトなら実際に自分で商品を注文してみる、メルマガならスマホでどう見えるか確認するなど、ユーザー体験を自ら体験することが非常に重要です。
これは何もデジタルに限った話ではありません。実店舗でも自分が客として入店してみる、商品説明書を初めて見る人の目線で読んでみるなど、顧客視点に立つことで多くの問題点が見えてくるでしょう。
まとめ
私のような失敗をしないために、今日から次のことを実践してください。
1. 自分の作ったものを顧客視点で定期的にチェックする
2. 特にモバイル環境でのユーザー体験を最優先する
3. データ(アナリティクス)だけでなく、実際に体験して判断する
モバイル対応というのは単なる技術的な話ではなく、読者への思いやりの問題です。
「どうすれば読みやすいか?」「どうすれば使いやすいか?」を常に考えることが、結果的にあなたの成功につながります。
モバイルに最適化することで、より多くの人にあなたのメッセージを届けることができるのです。
ぜひ今日から実践してみてください。
あなたのブログが多くの人に読まれることを願っています。