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侘び寂びの精神を感じる


皆さんこんにちは、こんばんは、はじめまして、お久しぶりです、

とあるオーダーをいただき、自分的にとても嬉しく感じたので書いてます、


前置きですが、


皆さん侘び寂びという言葉をご存知ですか?

侘び寂びという精神は日本特有の美意識だそうで、

【 以下引用 】

「侘び」とは、つつましく、質素なものにこそ趣があると感じる心のことです。また、さびや汚れを受け入れ、楽しもうとするポジティブな心という意味もあります。表面的な美しさや合理的な快適さ、広さを求められる方には十分にご満足いただけないかもしれません。

「寂び」とは、時間の経過によって表れる美しさを指します。この世のものは時が経つにつれ汚れたり、欠けたりして変化しますが、それを劣化と否定的にとらえず、変化が織りなす多様な美しさを「寂び」と呼び、肯定するのです。

とまぁ、こういう、常に移りゆく物や環境に美しさや良さを見出し、感じる精神なのですが、


とあるご夫婦から今年の結婚記念日のプレゼントにと、

ペアでぜひ僕のマネークリップを、とご連絡いただきオーダーを受けました

初めはハイブランドのマネークリップも選考されていたようで、

たまたま僕の作品が目に止まったとのこと、

どうせならハンドメイドの唯一無二な物を、

となったらしく、

何度かやりとりをさせて頂き、デザインや途中経過、

打刻前の完成写真見てもらいとても喜んでもらいました

作っていて、ふと、記念日によくあるお揃いの物

って色々あるけど、

真鍮ってめっちゃいいやん!  と思い

たまたまですが、ドンピシャだな〜と思いまして

結婚とかって、テーマとして、

変わらぬ愛、

永遠の愛

みたいなのがよくあるかと思いますが

物は朽ちるし人も歳をとりいずれは全て無に帰る、

感情も常一定ではない、

良くも悪くも酸いも甘いも色々あるのが人生

素敵に一緒に変化して行きましょう、

って感じで

凄く良くないですか??

何もしなければどんどん風合いが増し、

汚くもなるし、いい味にもなる

磨けばまたいくらでも光る、

どうなるのかは持つ人の自分次第。

ほっといても光ってるものよりか

常に変化を楽しめてうつりゆく中にも良さがある

そういう物がやっぱ好きだな〜、、、

って再認識して、


      これぞ、  侘び寂びの心‼️



なーんて思いながら作業してました(笑)

 
※  ご本人達の意思とは一切関係ありません


僕が勝手に思ってるだけです、

仏教に無常って言う言葉がありますが、

そもそもそれこそ、

一切のものは常に一定ではない、

という意味で、その本質を美化した物が

侘び寂びでいう、   寂びの部分なのかなと思います、

日本の四季も、世界では珍しいくらいにはっきりとしているらしく、

常に移り変わり、そしてまた巡る

そんな環境もまた侘び寂びの精神をより濃く感じる部分かな〜とは思います

話は戻りますが、皆さんが皆、素材の性質なんて

知っている訳ではないので

せっかく特別な記念に選んでいただいたので

真鍮の特性や簡単な日常のメンテ、

等をサラッと説明させてもらいました、

もし、いずれ使わなくなって放置の日がきても

何年もしてからまた思い出して

あ、そういえばコレ、○○年の記念日に一緒にお揃いで作ったやんね〜、

きったね!   なんコレ、

せっかくやからまた磨いてみるか〜!

なんて話のネタにでもなれば嬉しいですね😊

もしパートナーとお揃いで何かを作られる方

ご自分の手作りでもなんでもいいので、金銭的な

価値だけではなく味のあるプレゼントをされる事をオススメします

僕はいつも物の変化を劣化ではなく、味、と表現

するのですが、どう感じるかは全て自分次第、

どんな時にもいい変化と捉えられる人でありたい

ちょっとした事に、侘び寂び、

感じて意識してみては如何でしょうか、

きっと見え方が少し変わるんじゃないですかね

うまく言えないですが


ではまた😊








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