豊田道倫のライブに行ってきた。
(2019/11/02)
豊田道倫のライブ。前日まではべつに行く気はなかったのだが、やっぱり後悔するよな、と思い、学祭ののち梅田のムジカへ向かい当日券で入場。バーでライブを見るというのが初体験だったのだが、少人数のアットホームな雰囲気だったので、ふだんオールスタンディングで見るライブとはまったく異なる雰囲気があった。19時を超えた頃、豊田さんがステージに出、SEに被るように演奏が始まる。始終けわしい表情で譜面を見つめ演奏する姿は、ふだん自分の生きる生活というのを考えさせる力をもっていた。日常に密着したするどい歌詞にくるものがある。アンコールを2回やり、カバーを2曲やった(柴田聡子の「後悔」をやったときはびっくりした)。MCではここ最近のことが語られた。大阪に向かう新幹線の品川駅のホームで佐野元春に偶然会ったことや、東京でのライブのこと、来年にやる川本真琴のライブにサポートとして出ること、若手のSSWにライブ中あまり水を飲まないように言ったので、自分がかえって飲みにくくなったこと。見ていて思ったのは、歌うこととしゃべることにあまり違いがなかったということだった。歌うようにしゃべるし、しゃべるように歌う。この姿勢が豊田道倫というアーティストを作っているんじゃないかと感じる。いいライブだった。
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