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tighten the reins 手綱を握る - 石倉 洋子 著『グローバルキャリア ―ユニークな自分のみつけ方』より

今きみは、生まれてこの方経験したことのない忙しさの中にいる。
疲れるし、混乱することもあるだろう。
時には、打ちのめされて、自分が嫌になることもあるだろう。


そう感じることがあれば、自分で自分に問いかけてみてほしい。
「自分は受け身になっていないか?」と。


大事なのは、ざっと状況を判断して、計画を変えたことが「自分の判断」であり、意思決定であると心に刻むことです。予定どおり活動をしたいが、実際には時間も余裕もなくてできない、という状態が続くと、新しい問題に対しても集中できず、予定が達成できないという罪悪感が残って、精神的によくありません。新しい状況なのだから前に立てた予定どおりにできなくてもかまわない、修正すればよい、また状況がよくなったら始めればよい、と必ず「自分で」心に決めることです。自分が予定や計画を変えた本人だ、これは自分の意思決定なのだということを自覚することが大切です。そうでないと、新しい負荷をもたらした会社、上司、仲間、家族、友人などを恨む気持ちが残ってしまうからです。

手綱を握る - 石倉 洋子 著『グローバルキャリア ―ユニークな自分のみつけ方』


それが心地よいかは別として、受け身になって何かをやらされるのは簡単だ。何も考えなくて良いのだから。

困難があるかもしれないけれど、自分で自分の手綱を握りしめて、自分の人生を自分で進んでいってほしい。自分のために、自分の人生を生きてほしい。

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