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IPO準備のナレッジに光を当てる
初めまして、FormX代表の時田知典です。
はじめてnoteに投稿するにあたり、自己紹介をさせていただきます。
私は2011年に公認会計士試験に合格し、その後、上場企業で経理業務を経験しました。次に有限責任あずさ監査法人(KPMG)にてエネルギー業界を中心に監査業務を担当。その後、スタートアップで経営企画や管理部門の立ち上げ、資金調達などを経験しました。
前職のSmartHRでは、IPO準備プロジェクトのPMを務め、申請書類の作成(Ⅰの部や各種説明資料など)、J-SOX対応、規程類の作成、監査等委員会(事務局含む)・内部監査の立ち上げ、監査法人や証券会社の審査対応など、幅広く従事しました。特に管理体制の構築や審査対応を主に担当し、マーケティングはIRチームが担当しておりました。
2023年2月にSmartHRを退職し、同年5月にFormXを創業。現在はディスクロージャー領域のプロダクト開発と並行して、IPO準備やコーポレート業務のコンサルティングを行っています。
メディアを立ち上げた理由
IPO準備を進める中で、コーポレート業務やIPOの実務に関するナレッジがあまりにも不足していることに直面しました。情報を集めるのに多くの労力を要し、多くの実務担当者が車輪の再発明を繰り返していると強く感じました。
IPOに関する書籍は数多く存在し、網羅的な知識を習得するための素晴らしいものもあります。しかし、具体的な実務に落とし込んだケーススタディや実例を学べるものは非常に限られています。
私はIPO準備の過程で、証券会社の公開引受部門や外部コンサルタント、そして既にIPOを達成した企業の方々からのヒアリングを通じて、より実務的なナレッジを学ぶことができました。
例えば、フォーマット通りの規程をそのまま導入するのではなく、会社のリスクと意思決定のスピードを最適にバランスさせる職務権限規程の設計や、監査役会と監査等委員会のガバナンス設計の違いによる役割と責任の変化、さらには日米における内部監査の設計の違いなど、書籍や形式的な資料では得られない知識です。
これらの、実際に経験しないと得られない貴重なナレッジを広く共有していくことで、IPO実務経験者の助けになると同時に、IPOをおこたいと考え、この度IPO準備に特化したメディアを立ち上げました。
今後、このマガジンで発信していく内容
このマガジンでは、主にIPO準備の実務で得たナレッジや、IPO経験者へのインタビュー記事を発信していきます。具体的には以下のようなテーマを予定しています。
誰もが直面するIPO準備の計画ミス
IPO準備の第一歩は「疑うこと」
IPO準備の鍵はプロジェクトマネジメントにあり?
上場前から始めるべきIR活動
IPO準備担当者におすすめの書籍◯選
管理業務の全体像を学ぶにはIPO準備が最適
また、初回のインタビューでは、SmartHR CFOの森 雄志さんへのインタビューを予定しております。
お問い合わせ先
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