#23 仕事や勉強で1番大切だと思うこと 「書く習慣」 1ヶ月チャレンジ
仕事で大切だと思うことと、勉強で大切だと思うことの共通点は、「自分の回路を回して考えること」です。
自分の回路が回るかどうかが鍵
考える最大の目的は、アハモーメントを起こすことです。ひらめき、気づき、インサイトとも呼びます。
アハモーメントは、は自分の脳内の回路が回った時だけに起こります。
人の話を聞いている時や、打ち合わせでなんとなく参加している時は、脳内に情報が置かれているだけで、回路がまわっていません。
分かったつもりでも、実は分かっていなかった事が起こるのは、情報が置きざりにされ、巻き込む作業をおこたるためです。
自分の回路が回らない例
聞いているだけの会議や授業
質問が思い浮かんでも、質問できる時間がかなり先の場合
演習や意見の共有などの自分をアウトプットする時間がない場面
聞いている人の回路を回す方法
例えば、全社ミーティング。
今期の目標をスピーカーが発表します。
聞いている社員は「ふむふむ、カスタマー中心のソリューション展開が大切なんだな」と情報を頭に入れます。
このままだと、情報の置き去りが発生し、取り込まれません。
回路を回すためにスピーカーが出来ること:
① あなたが思う「カスタマー中心」ってなんですか?少し考えてみましょう。
② 1分あるので、手元のノートにメモをとってください。
③ あなたの経験の中で、カスタマー中心と思えた瞬間はどんな時ですか?逆にそうでなかった時は?1分あげますので、また手元のノートにメモをとってください。
このように、ひとしきり話した後、聞いている人に考えて欲しいキーワードを1つ選び、問いを投げかけます。
問い→静かに考える時間を与える→メモにアウトプット
この3点を合わせて行うことで、聞いている人のそれぞれの回路が動き出し、回路が情報を巻き込んでいきます。
さらに効果を上げるために
メモをするだけでなく、考えたことをさらに発展させたいときは:
④ 隣の人と3分間で、いま書いたことを共有してください。
自分の考えを誰かに共有することで、アカウンタビリティ(行動責任)が生まれます。また、他の人のアイディアを聞くことで、新たな発見が得られます。
Photo by Brett Jordan on Unsplash