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#28.「図解 医薬品情報学 改訂5版」から読み解くDI業務の未来(その2)
(このブログは2024年8月24日に更新しました)
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前回より「図解 医薬品情報学 改訂5版」(南山堂;2023年)からDI業務の未来を読み解く試みをしています。
今回は第1章「医薬品情報学を学ぶ意義」の中から「1 医薬品情報学とは」を精読してみようと思います。
わずか6頁の内容に過ぎませんが、医薬品情報学の「過去・現在・未来」が垣間見えると感じたからです。
医薬品情報学が目指していること
本書において、医薬品情報学は「医薬品情報の関わる範囲が多岐にわたるため学問として体系化しにくい一面を有している」と述べられています。
ただ、その目標は明確であり次の5点があげられています。
1.教育:医薬品情報を理解するための薬学教育や生涯教育の充実
2.能力:医薬品情報を日常業務に活用するための能力の開発
3.情報共有:医薬品情報の共有化と情報化社会への対応
4.連携:情報提供のための各分野の協力
5.評価:医薬品情報を評価するシステムの確立
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