だまさんのブログ設計図
(この記事は2023年11月19日に更新しました)
このブログは、病院薬剤師だまさんが2023年に開業を予定している「医薬品集制作の大学堂」の公式ブログの設計図です。
このブログを書こうと思ったきっかけ
![](https://assets.st-note.com/img/1675581465233-sxM7B1bpyP.png?width=1200)
2021年4月。
開業を2年後に控え、意気込んでWordpressを立ち上げた私でした。
ところがやるべきことが多過ぎて、一体何から手をつけてよいかわからないカオスな状況に陥ってしまいました。
ここはいったん情報を整理したうえで、自分に何が足りていて何が不足しているのかを確認するのが最良と考え、本ブログを立ち上げた次第です。
記事の構成としては、多分に気まぐれ感は否めませんが、個人的な「備忘録」としてご理解いただければと思います。
師匠陣の紹介
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本ブログは私が師匠と仰ぐ5名のYouTuberからの学びで構成されています。
◆宇田和志さん
◆栃木常善さん
◆山口敦さん
◆中島大介さん
◆坂内学さん
一人目の師匠は「ブログのかお」の宇田和志さんです。
宇田さんは、SEOで最重要な「読者ファースト」の施策を、初心者にもわかやすく端的に解説してくれています。
二人目は「王道Web集客チャンネル」を運営する栃本常善さんです。
栃本さんの特徴は「ローカルビジネス」に特化している点。
そこが大学堂のビジネスモデルとマッチしていると感じました。
最近出版された書籍も即買いしました。
三人目はホームページ制作会社「ウェブロード」の山口敦さんです。
「40代以上対象」「初~中級者向け」・・・ドンピシャの目線でWordPressのノウハウをきめ細かく解説してくれています。
最も実践的かつ現実的なアドバイスをしてくれます。
四人目は「アフィリノオト」を運営する中島大介(なかじ)さんです。
「アフィリエイト志向」ゆえ、スパルタな雰囲気ですが、コンテンツのクオリティは抜群で、添削動画はとても勉強になります。
最近では両学長の「リベシティ」でも講師としてご活躍です。
なかじ師匠はブログライティングの教科書を出版されています。
最後の五人目は「マナブログ」を運営する坂内学(マナブ)さんです。
押しも押されぬインフルエンサーですが、ブレイク前から大ファンでした。
公式サイトもマナブさんのテーマ「Manablog Copy」で制作しています。
まだまだマナブことは沢山ありそうですね。
ではさっそく執筆を開始します。
ライティング編
1.ブログ記事で外せない3つのポイント
❶読者の「悩み」を解決すること
❷読者が読んで「納得」できること
❸読者が「最後」まで読んでくれること
これを大学堂公式サイトに当てはめてみるとこうなります。
❶の「悩み」とは薬局長の悩みのことです。
中間管理職である薬局長は我々の想像以上に孤独な役回りです。
上からも下からも理解されぬまま、様々な課題と対峙している筈です。
そんな切実な「悩み」を解決できる術があれば「渡りに船」でしょう。
❷の「納得」にはDI業務の強化という"盲点"を突きます。
DI業務は全ての薬剤師業務の基盤となる業務です。
臨床現場や行政からのニーズも高く、業務の進捗度に大きく影響します。
ところが、大学でも実務実習でもDI業務はほとんど教育されていません。
このまま基盤業務を放置して薬剤師業務が進捗するものでしょうか?
❸では下記のロードマップを示すことで「最後」まで導きます。
1.DI業務の重要性
2.DI業務の「新」常識
3.「クラウド型」の必要性
4.「クラウド型」の作り方
5.ゴールと課題
代案のない読者は「異」を唱える余地がなく、従うしかありません。
2.ブログ記事執筆の全体像
≪ブログ記事執筆の全体像≫
❶SEOキーワードを決める
❷競合調査を行う
❸記事構成を作る
❹記事タイトルを決める
❺リード文を書く
❻本文はPREP法を使って書く
❼まとめを書く
❽飽きずに読める装飾をする
❾リンクを貼る
❿記事全体を推敲する
2-❶SEOキーワードを決める
「薬局長 悩み」ではあまりに漠然としていますので、「薬剤師不足」で調べてみたところ、サジェストワードは下記の結果となりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1675584555595-SEzgcarlLI.png?width=1200)
具体的な対策は全く登場しませんので、大チャンスかもしれません。
ついでに「DI業務」も調べてみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1675584979888-NvyXUJZBdd.png?width=1200)
おっと、奇しくも「大変」という声が拾えましたね(笑)。
大半の薬局長は「薬剤師不足さえ解消すれば何とかなる」と思っているかもしれませんが、真の検索意図(インサイト)はそこではない筈です。
薬剤師不足の解消 ⇛ △
薬剤師業務の進捗(業務改善) ⇛ 〇
薬剤師が増えたところで、全体が戦力アップしなければ無意味なのです。
※恐らく薬局長は「DI業務の重要性」も薄々感じている筈です。しかしどういう訳かそこは「見て見ぬふり」。その理由はまた後ほど。
「クラウド型」の認知度が高まれば、下記のようになる(…といいな)。
薬剤師不足 クラウド型医薬品集
DI業務 クラウド型医薬品集
2-❷:競合調査を行う
ありていに言えば「クラウド型」に競合相手は存在しません。
現役の薬剤師でなければ制作できない以上、大手には同等のサービスを構築・維持することは不可能な筈です。
先述のサジェストワードで検索した記事も、リクルート系企業によるものばかりであり、競合の「きょ」の字も見当たりませんでした。
油断は禁物ですが、今ならば独壇場と言えます。
2-❸記事構成を作る
・必要なコンテンツのピックアップ
・コンテンツを見出しで区切る
・見出しを並び替えて記事構成を作る
初稿としてはこんな感じ。
※書き貯めた600超のツイートもDB化してあるため、ネタには困りません。
第1回 医薬品情報が紐付かない薬剤師業務はない
はじめに/薬剤師業務改善のカギはDI業務/「アンサングシンデレラ」に込められた作者の思い/まとめ(DI業務の強化こそ王道)
第2回 医薬品情報は「最新」であること
それ「最新」じゃありませんよ/インターネット経由ではない時点で失格!?/薬剤師向けの医薬品集は存在しない/まとめ(医薬品情報はインターネットで収集する)
第3回 薬剤師は医薬品情報の「補完」役である
添付文書に答えが載っていない理由/チーム医療で「意見」を言えない理由/大学でDI業務を教えない理由/まとめ(最適解は薬剤師が見つける)
第4回 「3次資料」抜きに薬剤師業務は回らない
「添付文書信仰」「1次資料信仰」の呪縛/参考書抜きに受験戦争で勝ち残れるか?/2次資料はあるのになぜ?/まとめ(4次資料の必要性)
第5回 知識のち、DIリテラシー、ときどき「メタ知識」
人間だもの/薬剤師の究極目標は「DIリテラシー」/「3次資料☓メタ知識」が薬剤師を救う/まとめ(メタ知識こそ薬剤師の必須スキル)
第6回 「3つの壁」を克服せよ
その1:距離の壁/その2:時間の壁/その3:技術の壁/まとめ(持ち運べるDI室)
第7回 薬剤師の薬剤師による薬剤師のための医薬品集
誰もが一度は通った道/もうひとつのフォーミュラリー/著作権より厄介なもの/まとめ(「クラウド型」は薬剤師業務の必須アイテム)
第8回 「クラウド型」を支えるプラットフォーム
秀逸なモビルスーツ/柔軟性と拡張性/セキュリティとバックアップ/まとめ(使うのは結局・・・)
第9回 最大の難所は「メンテナンス」
「クラウド型」が商品化されない理由/AIで代替できない理由/単純作業なのに至難な理由/まとめ(為せば成る為さねば成らぬ何事も)
ここで独自性の話を少し。
そもそも「DI業務」は、薬剤師にとって決して奇抜なテーマではない筈ですが、先述の通りその重要性は年々見失われつつあります。
我々薬剤師は、ITやAIに過度な期待を抱いていたのでしょうか?
今やDI業務に真剣に対峙する薬剤師は一握りとなってしまいました。
そんな中、私はパラダイムシフトを促そうとしています。
これぞ本ブログの独自性です
DI業務 ▶「新」常識の提示
院内医薬品集 ▶「冊子型」から「クラウド型」への転換
知識 ▶「メタ知識」の重視
2-❹記事タイトルを決める
1.32~40文字程度
2.SEOキーワードを含める
3.Googleを意識しすぎない
4.記号を活用する
5.具体的な数字や実績を書く
6.無駄な文字を削る
7.検索結果をよく見て研究する
仕上がりはこんな感じ(37文字)。
【薬局長必見】薬剤師不足でも「フォーミュラリー4.0」で業務改善できる理由
SEOキーワードは「薬局長」「薬剤師不足」「フォーミュラリー4.0」「業務改善」。記号(【】)も含めています。
2-❺リード文を書く
1.読者の共感を得る文章
2.問題提起
3.実績とブランディング
4.記事内容をひと言で書く
5.読者が記事を読むメリット
6.最終的な結論
仕上がりはこんな感じ(398文字)。
≪共感の獲得≫
「精一杯手を尽くしているのに、課題が一向に解決しない」
そんな悩みを抱えていませんか?
≪問題提起≫
「時に、貴施設ではDI業務に力を入れていますか?」
「No」!?
残念ながら、今のままでは課題解決は覚束ないかもしれません。
なぜなら、DI業務はあらゆる薬剤師業務の基盤だからです。
≪実績とブランディング≫
長きに渡り深刻な薬剤師不足に喘いでいた当院。
ところが2013年に院内医薬品集を「クラウド型」に変えたことで、半年後には業務改善が進捗するようになりました。
その理由を知りたくはありませんか?
≪記事内容≫
この記事では、院内医薬品集を「クラウド型」に変えただけで短期間に業務改善を図ることができた理由を解説します。
≪記事を読むメリット≫
これを読めば、薬局長の悩みの原因と対策が整理でき、見落としがちなDI業務の重要性とその根拠が理解できます。
≪結論≫
「クラウド型」は新時代の薬剤師業務の必須アイテムだと確信しています。上手に活用すれば、業務改善と薬剤師の資質向上を両立できるからです。
2-❻本文はPREP法を使って書く
≪PREP法の構成≫
1.Point(結論)
2.Reason(理由)
3.Example(具体例or事例)
4.Point(結論)
第1回のテーマ「医薬品情報が紐付かない薬剤師業務はない」を題材に考えてみましょう。
検索意図(顕在ニーズ)▶薬剤師業務においてDI業務は重要だ
(潜在ニーズ)▶DI業務まで手が回らない
結論▶薬剤師業務においてDI情報はやはり重要
理由▶医薬品情報が紐付かない薬剤師業務はないから
事例▶アンサングシンデレラでの描写/行政側の扱い
結論▶やっぱDI情報は重要(現状の方が変・業務改善の足枷)
なかじ師匠は「潜在ニーズだけに答えている記事じゃダメ」と言ってる訳ですから、そのニーズを満たす(論破する!?)記事を書かないといけません。
例えばこんな記事です。
・DI業務の定義と背景
・「DI業務≠重要」と考える根拠
・「DI業務=重要」と考える根拠
また、なかじ師匠は「先読みライティング」の話もされています。
読者の疑問を先回りした下記の記事も必要という訳です。
・なぜ大学はDI業務を教えないのか?
・なぜ厚労省は適正使用情報ばかり発出するのか?
・なぜ大学・厚労省・医療現場の足並みは揃っていないのか?
ここまで来ると、我々医療側は「大いなる勘違い」を犯していることに気付く筈です。そう、待ってるだけではダメって訳です(うっは!)。
2-❼まとめを書く
1.記事の結論を書く
2.読者に行動を促す
ここで言う「まとめ」とは、上の動画のような「まとめ記事」ではなく、「詳細記事」の締めくくりのことらしい。
≪第1回のまとめ≫
・DI業務は薬剤師業務の基盤となることから、間違いなく重要。
・DI業務の体制作りは、施設の責任において行わなくてはならない。
▶大学や国に責任転嫁せず、真摯にDI業務と向き合うべし。
2-❽飽きずに読める装飾をする
1.重要なポイントがわかる
2.飽きずに最後まで読める
コピーライティングの世界には「3つのNOT(読まない・信じない・行動しない)」という経験則があるため、読まれやすい装飾が最低限必要です。
・読み飛ばされることを前提に文章を書く(重要ポイントのみ装飾)。
・装飾を考えながら文章を書く(ただし読者を置き去りにしない)。
装飾の例
・箇条書き ・吹き出し ・画像 ・文字装飾 ・背景色 ・表
なかじ師匠のおすすめ画像素材サイト3選
・【無料】O-DAN
・【無料】写真AC
・【有料】Shutterstock
2-❾リンクを貼る
1.テキストリンク(定番;青色が鉄則)
2.ボタンリンク(成約につなげるリンクのみ;マイクロコピー付き)
3.ブログカード(意外と役立たず;せめてテキストリンクと併用)
2-❿記事全体を推敲する
□ 検索意図とのズレはないか?
□ 読者の関心とのズレはないか?
□ 読者の悩みは解決するか?
□ 誤字脱字はないか?
□ スマホ表示でも違和感はないか?
□ 読み飛ばしに堪える記事か?
□ 読者が飽きずに最後まで読めるか?
□ 装飾の使い方とバランスは適切か?
□ 記事タイトルは読者にとって魅力的か?
□ 無駄な文章を書いていないか?
coming soon
サイト構築編
1.ヘッダー
「ヘッダーには顧客を絞り込むキーワードを入れよう」
例.【●●県限定】薬剤師不足に悩む薬局長のためのクラウド型医薬品集(Cloud Formulary)の作り方・使い方・稼ぎ方~「医薬品集制作の大学堂」公式サイト~
「ヘッダーやフッターのテキストリンクにアイコンを設置」
2.プロフィール
「プロフィールにはフリガナを付けよう」
「サイドバーにプロフィールは要らない(読者に求められていないから)」
※アーカイブ、カレンダー、コメントも要らない。
3.ランディングページ(LP)
「LPの構成(順番)は深夜のTVショッピングが参考になる」
「申し込みボタンには動作(今すぐココをクリック)を明記する」
「問い合わせ先はヘッダーやサイドバーに明記する」
「お客様の声は人気コンテンツ(100回の自慢より1回の推薦)」
※グローバルメニューに追加することにした。
4.バナー
「バナーは緑色が断トツでクリックされやすい」
5.コンテンツ
「ブログに動画を取り入れると問い合わせ数が増加する」
「主体的に選択したと実感させるコンテンツ(事例・機能・価格・社風)」
「これからの理想サイトはクラシル(料理レシピ動画サービス)」
※「クラウド型」でもコンテンツ別にテキスト&画像&動画で紹介しよう。