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#9.他力本願の落とし穴:【実録】大学堂、挑戦と失敗の軌跡(前編)
(このブログは2024年6月13日に更新しました)
メンバーシップ「薬剤師力を飛躍的に伸ばす!メタ知識道場」へようこそ!
2024年6月に早期退職、同11月に起業という一大決心を下した私にとって、本ビジネスに掛ける情熱は誰にも負けない自信があります。
私がとりわけ大切にしたマインドセットは「自責思考」です。
自責思考とは
問題やトラブル、物事の結果に対して「自分に原因がある(自分にも原因の一端がある)」と考える姿勢を指します。 自責思考は成長し成果を出し続けていくために大切なマインドセットの一つです。
何しろ県屈指の基幹病院という看板、薬剤局次長という肩書に守られてきた私が、何もかもかなぐり捨て、前人未到の地へと足を踏み入れたのです。
他力本願ではどうしようもないことは、とうの昔に悟っていました。
なので、この一年間、私は自分でも驚くほどの挑戦と失敗を繰り返してきましたが、一度たりとも凹むことはありませんでした。
「自責思考」を肝に据えた時点で織り込み済みだったからかもしれません。
今回は、そんな私の1年間の軌跡をたどり、他力本願ではダメな理由、「世の中そんなに甘くないよ」ということを感じていただければ幸いです。
1冊のテキストが志を変えた
2023年末の頃、私は起業のことを割とゆるく考えていました。
クラウド型(後のフォーミュラリー4.0)に対する思い入れ
➤「上手に使いこなしてくれたらそれで満足」
本事業(メンテナンス代行サービス)に対する思い入れ
➤「価値がわかる人だけに売る」、そんな骨董屋のような商売で十分
ところが「ある事実」を知ったことで、私の志は180度変わりました。
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