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#21.薬事委員会で役立つメタ知識❸:医薬品の多角的評価

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(このブログは2024年7月11日に更新しました)

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シリーズ「薬事委員会で役立つメタ知識」をお送りしています。




「一増一減」のルールには限界がある

多くの施設では、医薬品の採用と削除に際して、新たに一品目を採用する代わりに別の一品目を削除するというルールを設けています。

しかし、新しい作用機序を持つ医薬品が続々と登場する現状では、「一増一減」ルールのみに依存して薬事委員会を運営することには限界があります。

診療科からの強い要望がある中、委員全員が納得する解決策を見つけることは非常に難しい作業となります。

その理由は、以下のような多角的な評価が必要とされるからです。

・有効性、安全性、経済性の比較
・ガイドラインにおける位置付け
・代替可能な薬の存在
・患者の負担(経済的負担、服用回数、来院回数など) etc

通常、これらの作業はどの施設でも簡単に行えるものではありません。

多くの場合、委員長の裁量に委ねられストレスの多い業務となっています。


「多角的評価の外注」という選択肢

そんな中、この「多角的評価」を代行してくれるサービスが登場しました。

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