#18.PISCSで始める相互作用評価2.0:アドシルカとクラリシッドの併用
割引あり
(このブログは2024年7月4日に更新しました)
メンバーシップ「薬剤師力を飛躍的に伸ばす!メタ知識道場」へようこそ!
今回は「相互作用の定量的評価」に関するお話です。
※可能であれば私の過去動画を視聴してから読み進めてください。
「併用する!」と譲らない処方医
今回も事例を通じて「修行」に挑んでいただきます。
薬品名はアドシルカ(肺高血圧症治療薬)とクラリシッド(マクロライド系抗菌薬)です。
アドシルカを服用中の小児に対し、耳鼻咽喉科で副鼻腔炎治療のためクラリシッドが追加されました、というシチュエーションです。
まずは下記のPMDAリンクからそれぞれの添付文書をご覧ください。
前回(#17)とは異なり、この2剤が併用禁忌であることは一目瞭然です。
肺高血圧症の治療中という状況から考えて、変更すべきは抗菌薬の方。
よって、同じマクロライド系でアドシルカとの相互作用のないジスロマックへの変更を提案したのですが、あろうことか処方医が渋ったのです。
「えー、アドシルカを1/2か1/3に減量しても無理ですかねぇ?」
こんな場合、皆さんならどうやって納得して(諦めて)もらいますか?
「数字」を提示できるスキル
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