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大学堂のMakuake~クラファン体験記~

(このブログは2023年3月6日に更新しました)

こんにちは、病院薬剤師だまさんと申します。

私のことをご存知でない方のために少し自己紹介をしておこうと思います。

1.自己紹介~病院薬剤師だまさんってどんな人?~

私は今年(令和5年)でブログ歴18年となる病院薬剤師ブロガーです。

地方の県庁所在地にある中核病院に勤務しています。

そもそも病院薬剤師ブロガー自体、希少な存在です。

多忙な病院薬剤師にブログを書く暇なんかないのです(通常は)。

それでも私がブログにハマった理由。

それは、日常の中で得られた「学び」や「気づき」を手軽に気軽に情報発信できるブログに、すっかり魅了されてしまったから。

私にとってブログは、いわば「補助脳」。

今ではブログの執筆を通してでないと、まとまった思考ができない境地にまで達しました(苦笑)。

そんなブロガーの私が、2019年からYouTubeとTwitterも開始しました。

少しでも興味が湧きましたら、そちらも含め是非覗きに来てください。

【ブログ】※代表的なもの
病院薬剤師って素晴らしい!【病院薬剤師ブログ】
悩める薬局長のための薬剤師不足でも業務改善できるクラウド型院内医薬品集を制作するためのブログ
クラウド型医薬品集で変える薬剤師業務
フォーミュラリーを作ろう!【医薬品集制作の大学堂 公式サイト】

【YouTube】
病院薬剤師って素晴らしい【YouTube編】

【Twitter】
病院薬剤師だまさん@クラウド型医薬品集


2.クラファンに挑戦しようと思った理由

▶クラウド型医薬品集(Cloud Formulary)で起業予定【フォミュ起業】

さて、ここまでお読みいただいた方は気づかれたかもしれません。

そう、「クラウド型医薬品集」という言葉が何度も登場しています。

「クラウド型医薬品集」の普及こそ、私のライフワークなのです。

趣味が高じた(!?)私は、今年中に個人事業でクラウド型医薬品集に特化した制作代行業「医薬品集制作の大学堂」を開業する予定です。

▶フォミュ起業を阻む3つの「逆風」

起業は、かれこれ5年以上も前から計画していたこと。

勉強と工夫を重ね、隙のないビジネスモデルを組み立たつもりでした。

ところが最近になって、当初は想定していなかった「3つの逆風」を肌で感じるようになりました。

≪3つの逆風とは?≫
❶「クラウド型」の知名度の低さ
❷DI業務に対する関心度の低さ
❸現実との乖離の大きさ

まず❶です。

「クラウド型」は、全く新しい仕組みなので当然の話です。

だからこそ私はこの5年間、様々な媒体で「クラウド型」に関する情報発信を続けてきた訳ですが、どう考えても反応が鈍過ぎるのです。

確かに業務目的でブログ・YouTube・SNSを利用している薬剤師は少数派でしょうが、それを差し引いたとしても何かがおかしい!?

最近になってたどり着いた理由が❷でした。

最近の薬剤師は大学はおろか、実務実習でもDI業務について学ぶ機会がないことが判明したのです(実務実習テキストからも削除されていました)。

DI業務のツールについて発信したところで無関心なのは当たり前です。

しかし、本来DI業務は薬剤師業務の基盤を成す重要な業務の筈。

なればこそ、DI業務は様々な診療報酬の算定要件になっているのです。

更に考えを深めていくと❸へとぶつかります。

「DI業務を強化すれば薬剤師業務は発展する」と考えるのが順当です。

しかし、なぜか現実にはそうはなっていません。

不思議なことに「真逆」のことをしている薬剤師ばかりなのです。

≪薬剤師がDI業務から目を反らす理由≫
・DI業務は難しいから
・大学でも実務実習でも教わっていないから
・医療現場でも教えてくれる先輩がいないから
・勉強不足・経験不足だから(先輩にもそう言い返される)
・周りの人もあまり力を入れていないから

「薬剤師がDI業務の重要性を認識しない限り「クラウド型」は売れない?」
「まさか、そこから?」

この仮説にたどり着いた時、私の背筋は凍りました(苦笑)。

▶クラファンが「最適解」!?

つい最近まで私はこんなことを公言していました。

「クラウド型で薬剤師不足に悩む近隣施設を救いたい」

ターゲットをあえて近隣施設(四国と近隣県)に絞った理由。

それは個人事業ゆえのキャパの問題が多分にありました。

「安易な規模拡大はサービス低下に繋がり、顧客に迷惑を掛ける」
「よって顧客数は(暫定的に)20件を上限とする」
「限られたキャパは、なるべく近隣施設のために用いたい」

ところが、開業日が近づき、経営上の問題が現実味を帯びてきた今、理想論だけを言ってはいられなくなってきました。

それはどういうことか?

・近隣施設もDI業務の強化に無関心である可能性が高い
・このままでは「売上ゼロ」での開業となってしまう
・そうなれば「創業支援事業費補助金」も「再就職手当」もふいになる
・長期的には事業の存続にも影を落とす

つまり、経営の健全化の観点からも、是が非でも「0→1(顧客第1号)」は開業前に確保しておかなければならないのです。

「近隣施設を救う」という理念から外れるため、当初は選択肢にしていなかったクラファン。

が、開業日から逆算するとすぐそこにデッドゾーンが到来しています。

≪クラファンを始める動機≫
・DI業務にまつわる「不都合な真実」に警鐘を鳴らし、賛同者を募るため
・「クラウド型」とそのベネフィット(薬剤師業務の質向上と薬剤師のスキル向上)を周知するため
・「フォミュ起業」を成功させるため

気が付けばクラファンは、確実に「0→1」を獲得するために、そして「DI重視のうねり」を産むために、避けて通れない道へと変貌していたのです。



3.クラファンとは?

▶クラウドファンディング(クラファン)の定義

クラウドファンディング(crowdfunding)は、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。多数の人による少額の資金が他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを意味する。ソーシャルファンディングとも呼ばれ、日本語では「クラファン」と略されることもある。

Wikipediaより引用

▶私がMakuakeを選んだ理由

クラウドファンディングと言えばCAMPFIREREADYFORも有名ですが、私はMakuakeを選びました。

特に理由はなく、直感的な要素が9割方だったのですが・・・。

・新商品に向いている点
・応援購入を募ることが目的である点(×資金調達が目的)

この2点がフォミュ起業にマッチしており、たちまち気に入りました。

特に応援購入は、単に便利グッズを買ってもらう感覚よりも、それがもたらす「薬剤師業務の改善」や「薬剤師のスキル向上」といった未来に賭けてもらう、という意味合いもあり、まさにツボだったのです。

▶私とMakuakeとの約束

約束とは、要するにMakuake基本方針を遵守することです。

≪Makuake基本方針≫
(1)プロジェクトの要素に「アタラシイ」があること
(2)実行者にとって「挑戦」や「ストーリー」があること
(3)基本条件をクリアしていること

(1)はい。
大学堂のプロジェクト(フォミュ起業)には「アタラシイ」があります。
「クラウド型」は、古来の知恵「医薬品集」に現代の技術「クラウド」を掛け合わせることで生み出された、史上初の「薬剤師の薬剤師による薬剤師のための医薬品集」です。

(2)はい。
県屈指の基幹病院である当院は、長きに渡り深刻な薬剤師不足に喘いできました。「あと一人でも抜けたら詰む」。ところが2013年に導入した

(3)はい。
①法令順守
Makuake品質基準を基本とし、下記項目などに関して実行者が順守していることを確認しています。
・規制法令への適合がされていること(PSE・技適を含む日本流通のための基準適合)
・他者権利の侵害のないこと(著作権・意匠権・特許権・商標権など知的財産権の侵害)
・サポーター誤認を招く品質表示などの不適切な表示がないこと

②社会通念に照らして不適切なプロジェクトに該当しないこと
「Makuake」においては、以下のようなプロジェクトの掲載を禁止しています。
・人道的観点などから社会通念上の価値観に適合しない商品
・故意または重過失により既存プロダクトを模倣した商品
・実行者が反社会的勢力に該当するプロジェクト

③他社製造製品において不適切な流通に該当しないこと


≪Makuake勝利の方程式≫
❶目標金額を設定する
❷初日で達成する
❸Makuakeヘビーユーザーに注目される
❹さらに支援金額が上がる
❺余ったお金は広告費にする


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