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#17.添付文書が突き付けた薬剤師の責務:バルネチールとネキシウムの併用
割引あり
(このブログは2024年7月2日に更新しました)
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今回は「紙媒体の添付文書で相互作用をチェックするのはもう無理ぽ」というお話です(笑)。
発見の難易度が高い併用禁忌
今回は実際に私が経験した事例をもとに「修行」に挑んでいただきます。
薬品名はバルネチール(抗精神薬)とネキシウム(PPI)です。
まずは下記のPMDAリンクからそれぞれの添付文書を開いてください。
バルネチール(一般名:スルトプリド塩酸塩)http://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/1179032F3
ネキシウム(一般名:スルトプリド塩酸塩)
http://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/2329029M2
※PMDAリンクについては下記の記事で解説しています。
さて、ここで問題です。
この2剤は併用しても大丈夫でしょうか?
・・・時間がもったいないので、問い方を少し変えましょう。
皆さんは、この2剤が「併用禁忌」であることに気付くことができますか?
「等」を精査しなければ発見不能!?
それでは、答え合わせです。
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