【スプリント】マクラーレン1-2!ハースは2ポイントを獲得しRB、アルピーヌにとっては厳しい戦いに
11月30日現地時間17:00、第23戦カタールGPスプリントが行われた。
ルサイル・インターナショナル・サーキットの天候は晴れて日没を迎える中、降水確率0%、気温21℃、路面温度26℃、湿度53%の中スプリントのスタートを迎えた。
スプリント予選からのスターティンググリッド変更はセルジオ・ペレス、フランコ・コラピントがスプリント予選後のパルクフェルメ下でサスペンションのセットアップ変更をした為、ピットレーンからスプリントをスタートした。
19周のスプリントではポールポジションスタートのランド・ノリスが好スタートを決めた一方、2番手スタートのジョージ・ラッセルはオープニングラップでオスカー・ピアストリにポジションを奪われ、中盤から終盤にかけては幾度もTern1で仕掛けるもピアストリの厳しい防御に屈した。
オープニングラップではマックス・フェルスタッペンが9番手まで、リアム・ローソンが17番手までと大きくポジションを失ったドライバーもいた。
ピットレーンスタートのセルジオ・ペレスはピット出口のシグナルが緑に変わるも何故かスタートせず、後ろに控えていたフランコ・コラピントにピット出口で抜かれるお粗末なスタートとなった。
またペレスは途中でピットインし、フロントウィングを交換して予選、決勝に向けてセッティングを詰めている様子だった。
13周目にはスタートでルイス・ハミルトンの先行を許したシャルル・ルクレールがTern1で接触しながら仕掛け、Tern2でアウトからオーバーテイクした。
19周目の最終コーナー立ち上がりではブラジルのお返しと言わんばかりに独断でオスカー・ピアストリにランド・ノリスがポジションを譲った。
スプリントはオスカー・ピアストリが勝利し、2位にはランド・ノリスとマクラーレン1-2となった。
ジョージ・ラッセルはピアストリを攻めきれずにフラストレーションを抱えながらの3位となった。
マクラーレンはこのスプリントでの差がフェラーリに対し大きな差となる可能性があるもののラップタイムは殆ど変わらない様子だった。
しかしランド・ノリスがセーブしていたと考えるとフェラーリは少し心配ではある。
中段勢はニコ・ヒュルケンベルグが7位で2ポイントを得ており、ラップタイムを見ていてもRBやアルピーヌは非常に厳しいだらう。
スプリント全体ではミディアムタイヤのデグラデーションは非常に少ないが、ソフトでスタートした周冠宇は途中でタイムを急激に落としておりレースでは使い物にならない様子だった。
オーバーテイクという面では非常に難しい様子で仕掛けるポイントはTern1しかなく、予選のポジションが重要になることが改めて認識させられた。
またレコードライン以外のラインは未だに汚れている様子でレースではそれもオーバーテイクを難しくしている要因だろう。