見出し画像

2025年アストンマーティンは上位復活なるか?それとも焦点は既に26年に!?

今回は2024シーズン、ドライバーズランキングにおいてはフェルナンド・アロンソが9位、ランス・ストロールが13位の成績を収め、コンストラクターズランキングでは5位となったアストンマーティンの2024シーズンを振り返り、来季に向けた展望を考察していきたいと思います。

2024シーズンはアストンマーティンは前年度の進化版であるAMR 24を投入しました。

マシンはシーズン序盤から2022年の様な劇的な速さを見せる訳でもなく、アロンソは前半戦には多くのグランプリで入賞を果たしたものの、ストロールがそれに続くことは少なく戦闘力は十分ではありませんでした。

またシーズン後半には殆どアップデートを投入しなかった影響もあり入賞回数は激減し、ドライバーからは「また同じ問題だ」と揶揄する無線が飛ぶなどチームとしてのモチベーション低下が見られました。

そして根本的にはマシンのストレートでのパワーが不足しており、マシン自体のドラッグが大きいことが要因とみられ、この問題は2022年から変わっていない様子でした。

次に両ドライバーについて見てみると、両ドライバーの直接比較では予選、決勝ともにアロンソがストロールを圧倒しており流石は元ワールドチャンピオンの実力です。

また特にストロールに関しては雨のブラジルでのフォーメーションラップでのミスからグラベルにハマりスタート出来ないことなど、しょうもないミスが目立ったシーズンでもありませした。

それでは最後に2025年に向けた課題などを見ていきたいと思います。

2025年は前年から変わらずアロンソとストロールのコンビが継続されることがチームから発表されております。

またチームにはシーズン途中からエイドリアン・ニューウェイの加入が発表されており、その他の役職にも他チームからの移籍が発表されており現在進行形でトップチームへと体制を構築している段階と見られます。

そして26年からは新たに建設されたファクトリーが稼働し始めることもあり、今まで以上の結果を追い求められます。

しかしチームが抱えている問題は大きい様子で、2022シーズンでは表彰台をアロンソが幾度も獲得しました。
当時のマシンはストレートでは劣っていたもののコーナリングの旋回性能が優れていた点が有利に働き、その長所を最大限に活かすことに成功していました。

しかし現在のアストンマーティンのマシンはどうやら目標、目指すべきポイントを見失っており、それが現在の低迷を招いており、エイドリアン・ニューウェイが加入することにより、上手く目標を設定できるかが重要になるでしょう。

またドライバーに関しては勝利、チャンピオンを追い求めるのであれば現在のラインナップを刷新する必要を感じます。

チームとして2025年のチャンピオンは難しく、早くても26年、またそれ以降にチャンピオンへの標準を合わせることでしょう。

その際に重要になるのがアロンソの年齢です。
アロンソは現在43歳とF1ドライバーとしてはあと何年やれるかと言った状況であり、またいつ走りに老いがきてもおかしくありません。

その為26年の契約終了時にチームはアロンソの後任を見つけ、チームオーナーのローレンス・ストロールにランス・ストロールのドライバー交代を求めることが単純にチャンピオンをチームとして狙うなら妥当でしょう。

最後におそらく2025年は前年の24年と変わらないポジション、変わらない状況がアストンマーティンは続くと思います。
しかし25年から始まった26年に向けた開発、そしてそれ以降に関してはチームの上層部の決断次第で中団勢で終わるのか、それとも22年の様に表彰台、そしてチャンピオンを争えるチームに変われるのかが決まると思います。

いいなと思ったら応援しよう!