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【スプリント予選】ノリスPP獲得!マクラーレンが勢い取り戻しフェラーリは窮地へ追い込まれる【2024 Rd.23 QAT】

11月29日現地時間20:30、第23戦カタールGPスプリント予選が行われた。
ルサイル・インターナショナル・サーキットの天候は陽が沈みライトがコース上を照らす中、気温18℃、路面温度21℃、湿度64%の中セッションはスタートした。

12分間のSQ1では新品ミディアムタイヤの使用義務がある中のセッションとなった。

SQ1ではFP1と同様にトラックエボリューションの効果が非常に大きいセッションとなり、ラストアタックが非常に重要となった。

SQ1ではセルジオ・ペレス、角田裕毅、エステバン・オコン、周冠宇、フランコ・コラピントが敗退となった。
最終アタックではセルジオ・ペレスとシャルル・ルクレールがTern1に向けて争いあうなど非常に無駄な行動となった。
またピエール・ガスリーはSector3での渋滞に巻き込まれ、Tern16ではアウト側に多くの遅い車がおりレコードラインを走行できないなどのトラフィックが多く終盤にかけて発生した。

SQ1トップタイムはマクラーレンのランド・ノリスが1:21.356を記録、2番手にはカルロス・サインツ、3番手にはジョージ・ラッセルと続いた。


10分間のSQ2では各車新品ミディアムの使用義務のある中のセッションとなった。

SQ2では上位勢が非常に拮抗する中での予選となったがマクラーレンとメルセデスが非常に調子の良いラップを刻んだ。

SQ2ではフェルナンド・アロンソ、アレクサンダー・アルボン、バルテリ・ボッタス、ランス・ストロール、ケビン・マグヌッセンが敗退となった。
アロンソはTern1でスナップが出た影響が響き敗退となり、ボッタスはフロアパーツを落としながらのアタックとなった。

SQ2ではSQ1に続きランド・ノリスがトップタイムの1:21.231を記録、2番手にはジョージ・ラッセル、3番手オスカー・ピアストリ、4番手ルイス・ハミルトンとサンドイッチ状態となった。


8分間のSQ3では新品ソフトタイヤの使用義務がある中のセッションとなった。

セッションでは2回のアタックを多くのドライバーが行ったがランド・ノリスが記録した1回目のタイムを更新できる者はいなかった。

ポールポジションはランド・ノリス、2番手にはジョージ・ラッセル、3番手にはオスカー・ピアストリとマクラーレンはコンストラクターズタイトルに向けては大きな前進となった。
しかしフェラーリの2台も4番手カルロス・サインツ、5番手シャルル・ルクレールとなんとかトップ5には入った。


セッション全体としてはマクラーレンがフリー走行から非常にタイムを上げてきており、フェラーリには厳しい結果になった。
また長いコースにも関わらずラップタイムの差は非常に僅差であり一つの細かいミスでポジションが大きく変わる予選となった。

スプリントに向けてはマクラーレン勢の間に割って入ったジョージ・ラッセルがどの様な走りをするのか、また中段勢による8番手争いには注目だ。

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