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過去から今をどう考えてくのか

鬼強の日経に久しぶりに土がつきました
ショート勢は狂喜乱舞していますがこれがトレンド変換になり得るかどうかです
そもそも今回の上昇の要因は海外勢のおおきな買い越しによるものとの認識は誰もがなされているでしょう
ではいつからそうなってその要因は何だったのかを見ないことにはこの相場の終わりは見えてきません
なのでその辺の考察をしてみようかなと思います
まずはチャートですが、ドル建て日経をベースに対比としてNI225(青)、ドル円(橙)で表示します

期間はコロナショック直前からのものにします
これを見れば一目瞭然なのが、2022年3月の動きですね
それまであった相関性がある時を境に逆に動き出してます
ドル円&Ni225は急上昇しているのにUSDNI225は下降しています
ではこのとき何があったのかというと
米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを実施し債券上昇、円相場は日米金利差が一段と拡大するとの見方などから対米ドルで大きく下落

つまり日本緩和x米緊縮の方針により円安が進行
ドル高の影響によりドル決済でのNI225への旨味が薄れたことにより海外勢は日経を買わなくなりました
それからはドル円とUSDNI225は逆相関の関係です
しかしそれも先月4月からはなぜがすべてのチャートが順相関に変わってます
何があったのか?関連性として考えられるのはFRBの動きでSVBの件で金融不安を乗り越え物価指標がインフレ鈍化を示し、利上げ打ち止めが近いとの見方が強まったとあります

これの辺の要因が相関性に影響を与えているとすれば、現在は円安株高海外買いの流れになっている状況が変わるのはいつになるのか?ということになりそうです
順相関であることを考慮すれば日経の上昇がストップして下落トレンドなるには円高のトレンド生まれるときかな?って思いますね
そもそも22年に円安で売られた日経が、今年は円安で買われていく状況も謎なんですがその辺は市場にはよくある事として、考えても時間の無駄なので今現在の状況を受け入れるのみですね

この数日のニュースでは日銀の植田総裁は緩和政策を継続と言いましたし、片やアメリカでは再度利上げの可能性まで出ています
となれば円安の流れはまだ当面続くのかなとも思えますし
今後も海外が割安感のある日経を旨味のある位置まで買ってくると言えなくもないです

さて本日の陰線はどういう意味を持つのか
非常に難しい問題ですね

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