2024年映画不作説(コナン指標を用いて)

去年話題になった映画はなんだろう。
ふと思ったが、全く思い出せない。

調べたところ、2024年の興行収入ランキングは以下の通りである。

1 名探偵コナン(約150億円)
2 ハイキュー
3キングダム
4 SPY×FAMILY
5 ラストマイル

非常に洋画が弱くベスト10まで見ても、洋画が1本もランクインしない一年であった。最近はもはや珍しくもないが、殆どがアニメであるのは言うまでもない。

私のコナン指標をここで紹介する。
私は2012年から毎年劇場でコナンを見ているが、2012年と比較して、年々客層が大人向けにシフトして、人気が定着している感はあるものの、去年と大きく変わって、今年が大規模に話題になった訳でもないだろう。なので個人的また基本的にコナンの興行収入ランキングはその年にどれだけ映画が話題になったかを示す指標にしている。私はそれをコナン指標と勝手に呼んでいる

近年のコナンの興行収入ランキングを見てみよう。

2023年　3位
2022年　5位
2021年　2位
2020年　公開なし(コロナのため)
2019年　5位
2018年　3位
2017年    4位
2016年　6位

これだけ堅実な成績を収めるコナンは凄いが、コナンが5位以下になる年は話題になる映画、印象に残る映画が多い。

2022年→ワンピースフイルムレッド、トップガンマーベリック、すずめの戸締り

2019年→天気の子、アナ雪2、アラジン、トイストーリー4、アベンジャーズエンドゲーム
(なんだこのディズニー)

2016年→君の名は、スターウォーズ、シンゴジラ、ズートピア、ファインディングドリー
(この年強い)

新海誠作品が強いと思う一方、話題になった作品が多い。一方でコナンが上位に入った2021年と2018年を観てみる。

2021年(2位)→シンエヴァンゲリオン(1位)、竜とそばかすの姫、東京リベンジャーズ(実写)

2018年(3位)→ボヘミアンラプソディ、コードブルー、スターウォーズ最後のジェダイ、グレイテストショーマン、リメンバーミー
(あれ、いい映画多いな。)

2018年は安室さんにフォーカスの当たったゼロの執行人だから、単純にコナン強かったかな...100億の男とか言われてた記憶ある

とまぁこんな感じでコナン映画でも人気の上下はあるので、曖昧な指標という事はバレてしまったが、特にコロナ後は結構いい指標になってるのでは？と思うのである。

そしてこのコロナ指標を用いるとコナンが一位というのはある意味前代未聞であるし、2024年のコナンが2018年のコナンのような大きな話題になった記憶もない。(もちろん今年も安定して面白かったが)となるとやっぱりおもろい映画は少なくて2024年はあんまり映画盛り上がらなかったよなぁと思う。

近年はサブスクのせいで映画は下火になっちゃっているけど、映画館でみる映画ももっといいの作ってよ！と思うのである。コロナ前の00年代や10年代の興行収入ランキング見るとワクワクする映画が本当に多い。それは90年代でも80年代でもそう。だけどコロナ後の20年代の興行収入ランキング今のところ全然ワクワクしないのよ...

1997年の映画
もののけ姫、タイタニック、メインインブラック
2002年の映画
ハリポタ秘密の部屋、モンスターズインク、スターウォーズEP2
1991年の映画
ターミネーター2、ホームアローン、

こんなラインナップだったら今公開されても映画館行くよなぁ...