あなたの印象を左右する9割は化粧や服装ではなく「美髪」
30代中頃。髪からツヤやコシがなくなり、抜け毛・白髪などエイジングによる髪のトラブルが増える時期です。
これからのヘアスタイルはどんな雰囲気にしたらいいか悩んだり。
でも実際は、メイクや服装には気を使っているのに髪のケアはつい後回し、シャンプー後は自然乾燥、スタイリングは結んで終わり……なんて方も多いのでは?
いくつになってもツヤのある美しい髪や、その人に似合ったバランスの良いヘアスタイルは好感を与えます。
きちんと手入れのされた髪からは、その人の豊かな感性すら伝わります。
これからはヘアケアがあなたの美しさの基準を上げます。なりたいイメージを叶えるのは、自分の髪を磨くのが一番の近道です。
1. ツヤのある美髪があなたを10歳若くします。
ツヤとは光の反射です。
髪の表面は「キューティクル」という、うろこ状のタンパク質で覆われています。整ったキューティクルには光が均等に反射し、きれいに光ります。傷んだ髪やくせ毛など、表面に凹凸があると光が乱反射してツヤを感じられなくなるのです。
表面の凹凸をコーティングして人工的なツヤを出すトリートメントが現在は主流ですが、フォルムでは健康な頭皮から美しい髪を育み、素材から天然のツヤを生む「頭皮ケア」を推奨しています。
2. 20代の頃似合っていたヘアスタイルが、似合わなくなってきた。
30代中頃になると「前と同じヘアスタイルなのに、なんだかしっくりこない……」と感じ始めます。これは年齢による顔の配置バランスの変化に関係しています。顔の中央部分は骨があるのであまり変化しませんが、顔の外側はエイジングによって緩みがち。耳たぶの位置が下る、顔の輪郭が四角くなる、厚みのあった唇が薄くなる、頬骨下の肉が下がりほうれい線が深くなる……、など、気づかないうちに顔は変化しているのです。
そういうわけで、以前とは変わった顔に同じヘアスタイルを合わせてもズレが出るのは当然なのです。また、頭皮と顔は一枚のつながった皮膚なので、頭皮が1mmたるむと顔は1cm下がるといわれています。健康な頭皮はぷっくりと膨らみ、ハリや弾力があります。その頭皮が年齢とともに緩くなることで毛穴が広がり、うねりやボリュームがない髪になってしまいます。
3. 例えるなら顔は「絵」です。ヘアスタイルは「額縁」。
絵画は「絵」と「額縁」で印象が決まるのをご存知ですか? どんなに美しい名画でも粗末な額や、むきだしの絵では「たいして価値がないもの」に感じてしまいます。逆に名画でなくても、きちんと美しい額に飾られるだけでかしこまり、ステキになります。人間に例えると、顔が「絵」でヘアスタイルが「額縁」。
つまり、同じ顔でも「額縁」=「髪」を美しく整えると、ステキな人、きちんとした人という印象に変わります。
髪が与える印象はとても大きく、美しい髪は確実に好感度をアップさせます。逆に手入れが行き届いていない髪では、低評価の印象を持たれかねません。
顔を縁どるヘアスタイルで印象は変えられるのです。
まとめ
毎日少しずつでいいので、きちんとお手入れを続けることが将来の美髪を作り、美しさを保つ秘訣になります。無理のない範囲で自分に合ったお手入れ法を見つけ、習慣にしてください。
ステキなヘアスタイルには美しい「素材=美髪」が必要です。
大切なのはスキンケアと同じようにヘアケアを習慣にすることです。
小さな良い変化に気づくと楽しくなります。あなたの努力が習慣になると、50代・60代になったときに同じ年齢の人との差に驚くことでしょう。始めるのが遅すぎるということはありません! ぜひ美髪を手に入れてください。
次回は具体的なお手入れ方法について詳しくお伝えしたいと思います。
ご意見・ご質問をお待ちしています。
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この記事は 永森博明 が書きました。