土日の過ごし方

少し久しぶりの日記

毎日継続出来なくても、長い目で見た時に継続出来ていれば、私は自分を肯定出来る。だから今日日記を書き留められた自分を褒めてあげたい。
自己肯定感は誰かに認めてもらうことで向上するものではないから。

一昨日はロボット・イン・ザ・ガーデンを、昨日はリトル・プリンスを観た。

私はミュージカルが大好きなので、この二日間は至福だった。
作品の感想を伝える前に、私がミュージカルが好きな理由を伝えたい。
というよりも私自身が、なぜミュージカルが好きなのかを言語化しておきたい。

就活中も度々「なぜ」を突き止める作業を行なったが、この作業は自分の思考を整理するためにも今後も継続したい。

私がミュージカルが好きな理由は、「非日常」の体験ができるからである。
物語の世界観はもちろん、作品の中で突然歌い出すのはミュージカルならではである。また、その歌が登場人物達の感情を歌っているから、登場人物の感情の変化が手に取るように分かる。共感できる人物もいれば、そうでない人物もいたり、、想像力が掻き立たされる。
そして、私はあのミュージカルが行われる劇場やシアターが大好きだ。
大小関係なく、そこにいる全員が真剣に、静かに、時には笑い、時には思わず拍手が溢れる、色々な楽しみ方をする人々が集結するあの空間がとても心地いい。

ざっくりとこんな感じだが、やっぱり好きなものは語り出したら止まらない。
でも、何が好きっていうのを言語化しておくことで自分の好きがより深まる気がする。

とまあミュージカル愛はさておき、まずは「ロボット・イン・ザ・ガーデン」の感想。

この作品を観るのは2回目だったのだが、前回と主人公ベン役を務めるキャストが違った。
前回見た時は劇団四季の中でもかなり有名な田邊さんだった。圧巻だった。声の太さも、響きも、もちろん演技も。その田邊さんの演技を鑑賞した上での2回目、正直1回目でハードルを上げすぎてしまっていたのかもしれない。
劇団四季の俳優さんだからもちろん、歌や演技は素晴らしいのだが、前回は感動したところで今回は感動しなかったシーンがあったのは、歌声の響きの差があったからだと感じる。
キャストさんの評価はさておき、肝心な物語だが、やっぱりこの作品は心が浄化される。
絵に描いたようなハッピーエンドだし、展開もまぁ読めてるといえば読めてるが、それでも純粋に「いいな」と思える。そう思える自分に再会出来る。
最近は難しい話や、難しい展開を何かと求められる世の中だからこそ、シンプルな展開に感情が動く自分に安心するのかもしれない。

あと1回目に観た時は、ロボットがあまりにもチープでは?とか思ったけど、作品を観終わったらそんなの全く感じないくらい、可愛くてしょうがないと思うはず。キャラクターに魂が宿るってこういうことなんだなって、目に見てわかる。

劇団四季の作品って子供向けに感じるかもしれないけど、どの世代が見ても色んな感じ方ができるものばからだから、子供の時から劇団四季の作品に触れて成長してきた私は幸せ者だなあと改めて実感。

話は変わって「リトル・プリンス」の感想。

これはもう情報解禁の時から、芳雄さんとお花さんってだけでエリザオタクの私は大歓喜だった、待ちに待った作品、、しかもその2人が主役じゃないなんてどんな作品??!とも思っていたから、もう期待値が高すぎた。。。

でもそんな高い期待値をちゃんと超えてきた素敵な作品だった。

役者さん全員の感情の持っていき方が凄過ぎて、、芳雄さんお花さんはもちろん、なにより加藤梨里香さんを知れたのが1番の収穫だった。
全く加藤さんに関して事前知識がないまま観たのだけど、また観たいと強く思う役者さんで驚いた。
すごく透き通った声で、全身全霊で役を全うしていて、とても素敵な方なんだろうだなあと感じた。
脇役をあんなに大御所で固められても、やり切る姿は、本当に今後に期待できる。どんどん有名ミュージカルの出演が決まりそう。(もうすでにレミゼのコゼット役はされてるけど)

ストーリー自体は、星の王子さまを読了していたらついていける。やっぱり大人になっても難しい話だなとは思うけど、大切なものは目に見えないからこそ、観客の想像力に委ねられている部分もあって展開が楽しい。

あと凄く印象に残ってるのは、この作品は音楽で物語るっていうのが素晴らしいなということ。
私は音楽座の作品を「シャボン玉飛んだ」しか知らなかったのだけど、シャボン玉も音楽が素敵なことは知っていたから、やっぱりミュージカルはよい音楽ありきで成り立つものだよなと再確認した。

すごく繊細で、綺麗で、とても透き通った音楽だった。
少し踊りをかじっていた私からすると、あの曲で踊れるの気持ちいいだろうなと思った。

とまあ、感想を書いているうちに2日経った。(17日から書き始めている)

それでも、今回は自分の感想をまとめられた自身を褒めたい。
目標は少しずつ。

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