『〇〇っぽい色』を考える
こんにちは!
早いことに9月ももう終わりです。
街では秋ならではの広告や秋らしい商品を見かけるようになりました。
本当にあっという間です。
先日、同居人と買い物に出ていた際、
駅の中にあるカフェの前に紫とオレンジが印象的な看板が出ていました。
その看板を見て「もうハロウィンの広告かなあ」と言ったところ、
「ぶどうの商品の広告なんじゃない?」と同居人からの返答が。
自分は季節が秋であると認識しながら見た「オレンジと紫の2色の組み合わせ」に「ハロウィンぽさ」を感じたのだと気づきました。
皆さんは秋というワードから何を思い浮かべるでしょうか?
さつまいも、葡萄、紅葉、きのこ、ハロウィン…
秋というテーマから連想されるものは思ったよりも多く、
人によっても違うと思います。
看板がふと目に入った際、秋をテーマにしているということは共通して感じても、思い浮かべたものはお互いに違うものだったのだと思います。
そこで、何か一つのテーマについて考えた際、
テーマに関連して思い浮かべるアイテムや場所、風景が人によって違うことで、イメージする色も違ってくるのではないか?と気になったのです。
1.検証
そこで、こんな検証をしてみました!
『テーマから考える色は人によってどのくらい違うのか』
ルールは簡単です。
テーマに対してイメージする色を2色塗ります。
2人同じテーマで上記を行いそれを比べてみるのです。
テーマは『春、夏、秋、冬』『朝、昼、夜』です。
具体的なテーマだと色が似通ってくることは確実なので、
あえて少し抽象的なワードを選びました。
結果としてはこんな感じになりました。
春夏秋冬
朝昼夜
似ている部分もあれば、思っていたより異なる部分もありました。
この色をイメージした理由も合わせて見ると、やはり色に違いが出た部分はお互い違うものをイメージしていました。
選んだ理由やイメージしたキーワードを合わせて見てみると面白いです。
夜のイメージは完全に一緒でした。
朝昼はなかなか納得のいく色がイメージできず少し難しかったです。
やはりお互いにその色を選択した理由が気になりましたが、
理由がわかるとなんとなくどれも納得がいきました。
2.クイズもやってみた
『2色の色からテーマを当てるクイズ』というのもやってみました。
初めはヒントなしで考えてみたのですが、当たり前に難しい。。
食べ物なのか、動物なのか、場所なのか…ジャンルが広すぎたので、
一度答えてみた後にヒントをもらって再度考えてみることにしました。
1問目(出題:同居人)
1問目からサッパリわからず…
1度目の回答は「抹茶…きなこ?」でした(単体になってしまっている…)
もちろん違いましたが、ジャンルとして『食べ物』というヒントをもらいました。
やはり緑が抹茶にしか見えずなかなか答えが思いつきません。
メロンでもなく。。ジェノベーゼでもなく。。
たくさんヒントをもらっても、結局答えを当てられませんでした。
この問題の答えは『ピスタチオ』!
思いつきませんでしたが答えを聞くとかなり納得…!
このクイズはなかなかに難しいです。
続いて、2問目はこちらです。(出題:私)
こちらもジャンルは『食べ物』です。
9:1くらいの比率で左側の色がメインの食べ物です。
同居人はゴマにしか見えなくなっていました。
皆さんはわかりましたか?
答えは『そば』!(黒は海苔です)
同居人も答えがわかると納得したようでした!
一度何かに見えるとそれから離れられなくなってしまう
というのはあるあるですよね。
ちなみに、他にも2問やってみました。
結果はこんな感じになりました。
上記をやってみて、
・「〇〇っぽい色」という固定概念がなんとなくある
・理由がわかるとちゃんと納得できる
といったような感想が出ました。
2色でという縛りのおかげで、
問題を考えるのも少し難しかったです。
お互いに思い浮かべるものが違って意外にも盛り上がりました!
皆さんは何を思い浮かべたでしょうか?
『〇〇っぽい』を考える
今回やってみて、色の選択に違いが出るものも、ほとんど同じになるものも、どちらも共感できたところがとても面白かったです。
また、選べる色数が少ない状態で色を選ぶというのは
やはり難しいということも実感しました。
デザインを考えるとき、何かを伝えるとき、
〇〇っぽい色というのを考える時が多々あると思います。
今回の結果からも感じましたが、
何か〇〇っぽさを感じる色というのは、
大体それに関係するものの色からきていることが多いですよね。
普段から色々なテーマで〇〇っぽい色というのを理由と一緒に考えていると、デザインを決める際もテーマにあった色選びがよりやりやすくなりそうです。
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