iPhone版Adobe Frescoを使ってみた
みなさんこんにちは!(初noteどきどき)
今回は以前から気になっていた、Adobe FrescoというペイントアプリのiPhone版を使ってみた感想を書き留めようと思います。
iPad向けのお絵かきアプリとしてリリースされているようですが、実はiPhoneでもかなり簡単に使えるようです。
今回はiPhoneでの使用感をレビューしたいと思います!
Adobe Frescoとは
Illustrator のドローイング機能(ベクター)と Photoshop のペインティング機能(ビットマップ)を併せ持つペイントアプリケーション。
Adobe Photoshopに搭載されている「ピクセルブラシ」と水彩や油彩を再現する「ライブブラシ」、そしてIllustratorのパスと同じ「ベクターブラシ」の3種類で構成されています。
その中でも「ライブブラシ」は特に注目されており、手書きのような多彩なタッチ表現でとてもリアルな仕上がりになるようです。
アナログではないけど、ほぼアナログのような感覚で描くことができるペイントアプリです。
気になったきっかけ
え、そもそもAdobe Frescoに手出すの遅くない…?という声が聞こえてきそうですが。。
iPadも持っていないため気になりつつも放置の状態でした。。。
そんな時に、たまたまイラストレーターのサタケシュンスケさんが「iPadアプリ Adobe Fresco イラストテクニック」という本を発売された情報を見つけました。
そして見落としていたのですが、なんと昨年にAdobe FrescoのiPhone版もリリースされていました…!
読んでみると色んなテイストのテクニックが紹介されていて、描きたい欲がウズウズしてきたのでとりあえずiPhoneで試してみることにしました。
では描いていきます!
テーマは母の日に決めました。
Apple Pencilがあればセットで使うとより良いと思います。
工程1(下描き)
まずは紙にラフを描きていきます。それを写真で撮り、Adobe Frescoへ取り込みます。
サタケさんの書籍では下描きからアプリの鉛筆ブラシを使用していますが、iPhoneの場合は作業範囲が狭く描きづらいため紙に下描きをしました。
個人的にはこの紙ラフがあるかないかで、結構やりやすさが変わってくる印象でした。
工程2(背景を塗る)
Adobe Frescoは絵具のアナログ表現度が高い(特に水彩が超リアルらしいです!)との評判ですが、絵具タッチはなかなか難易度が高そうだったため、初回入門の今回はパステルのような手描き感のあるタッチで塗っていこうと思います。
ブラシの「チョーク」を使って背景を塗っていきました。
全部塗ってしまわず、粗めに塗って濃淡をつけます。
●ブラシ>Jクリエイター>チョーク JP 粗い
工程3(額縁・ブーケの塗り)
先ほど取り込んだ下描きの不透明度を下げ乗算にして、薄く見えるようにします。
ブラシの「かすれたインカー」を使って塗っていきます。
要素ごとにレイヤーを分けておくと、あとで微調整ができるので便利でした。
●ブラシ>インク>かすれたインカー
工程5(かすれを入れる)
最後にかすれを入れてアナログ感を出します。
塗るのではなく、ペン先でタップするイメージで不透明度10%にした白で散らしました。
母の日にちなんだ文字も入れてみました。
●ブラシ>特殊効果>ほこり
リサイズをして完成です!
やってみて ~Adobe Frescoの魅力~
スマホで絵を描くのは難しいだろうと思い込んでいたため、想像以上に簡単で驚きました。
特に手ぶれも気にならず、すらすら描けました。
ブラシによっては手ぶれが発生しやすいので、その場合は手ぶれ補正機能を活用するとよさそうです。(●ブラシメニュー>滑らかさ0〜100で調整できます)
今回は使用しませんでしたが、Adobe Frescoにはマスク処理や描画モードの設定(乗算など)もあります。
乗算に設定してレイヤーごとに配置を調整すると版画のようなズレを表現することもできます。
慣れてきたらチャレンジしてみたいと思います。
またIllustrator・Photoshopとの連携ができるため、ちょっとしたデザインパーツをAdobeFrescoで描いて、Illustrator・Photoshopで編集するという使い方をすればとても便利だろうなと思いました。
まとめ
はじめてAdobe Frescoを使ってみての感想は、とても使いやすい!!
今回は無料版でしたが充分すぎる機能です。有料版ではブラシ機能が拡張され、無料版:50程度が1,000以上追加されるようです。
次はまだ試せていない、絵具(ライブ)ブラシ・ベクターブラシにもチャレンジしてみたいと思います!