Adobe Fresco 入門 クリッピングマスク編
Adobe Fresco入門 第4弾です!今回はクリッピングマスクについて書きたいと思います。
クリッピングマスクとは
あるレイヤーの透明部分を使用して、その上のレイヤーにマスクを適用する機能。背面のレイヤーの内容で要素を切り抜いたように見せることができます。アナログでいうと、マスキングテープで絵の具が付かないようにするのと同じです。クリッピングマスクの作成方法はPhotoshopやIllustratorなどと同様です。
クリッピングマスクは作業の効率が上がるとても便利な機能です。
活用方法をいくつかご紹介します。
クリッピングマスクの活用方法
【 はみ出さずに重ね塗り 】
【 画像素材をマスク 】
【 複数の要素を背面レイヤーでマスク 】
実際にクリッピングマスクを使って「重ね塗り」をしますので、手順を見てみましょう!
手順①
まずは背景と、マスクする元の要素をパーツごと(今回は色で分けています)にレイヤーを分けて塗っていきます。
手順②
手順①で作成した元になるレイヤーの上に新しいレイヤーを作成し、重ね塗りしていきます。今回はグランジのような表現をいれたいので、「ほこり」というブラシを使って色を重ねます。
●ポイント1:このとき新しく作るレイヤーは塗りたい部分によって分けてレイヤーを作ると後で調整(ポイント2)がしやすいです。
●ポイント2:複数レイヤーを分けて塗る際、乗算や透明度なども併せて活用すると自然な馴染みになります。
手順③
右側メニュー内のクリッピングマスクのボタンを(下記画像の★箇所)をタップする。はみ出した部分が背面レイヤー内に収まります。
上記手順で各パーツごとに塗っていくと…
こんな感じに仕上がりました。
いかがでしたでしょうか。
クリッピングマスクという機能はAdobeソフトであるPhotoshop・Illustratorはもちろん、その他のペイントツールでも手順はほとんど同じです。
使ってみると想像以上に簡単ですし、作業も効率化できますのでぜひ試してみてください。
そしてFrescoのマスク機能はもうひとつあり、レイヤーマスクというものもあります。どんな作品を作りたいかによってクリッピングマスクと使い分けるとよいと思います。
またこちらで紹介しようと思いますので、次回もよかったら読んでください!
それではまた〜!