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シンメトリー・アシンメトリーのお話。

みなさん、こんにちは!
今回は予告通り「シンメトリー・アシンメトリー」の話をします。

まず、デザインにはシンメトリー(左右対称性)という概念があります。ポピュラーな話なので、たぶん耳にタコだよーっていう感じかと思いますがw
しばしおつきあいいただければと思いますw今回はライトな記事回です。

01    シンメトリー・アシンメトリー

シンメトリーとはざっくり言うと、図の正円や正方形のように真ん中に正中線を引いても左右対称に見える、左右反転させても同じ形になるものを指します。

シンメトリー
自然界でも多くある普遍的なもので(厳密にいうと完全な左右対称ではなかったりもしますが)、メリットは安定感や誠実さ、美しさなどを感じます。
デメリットとしては平坦に見えやすい、シンメトリーばかりにすると息苦しさを感じられることもあります。

次はアシンメトリーについてです。
シンメトリーの反対の、左右非対称です。ファッション用語なんかにもよく使われるので、シンメトリーよりなじみ深い用語かもしれません。
こちらは躍動感や自由さを感じられます。

どちらも大切な概念です。またアシンメトリーはシンメトリーのルール付けの中であえて崩すことでより魅力的に見えたりします。


シンメトリーの代表格で言えば、多くは宮殿などの建築物が有名です。我々がなじみ深いのは10円玉の平等院でしょうか。ですが、中には左右対称にした中であえて一部を崩すという建築物もあります。

日光 陽明門をご存知でしょうか。じつは四本のうち一本の柱は逆さになっています。(ちなみに陽明門だけでなく、本社の拝殿・石の間・本殿を仕切る16本の柱の中にも2本あり、逆柱は合計3本あるそうです。)

「満つれば欠ける」ということわざにより「建物は完成と同時に崩壊が始まる」と考え、災いをさけるためにわざと一本だけ逆さにすることで、未完成の状態にしたと言われています。魔除けですね。

完璧すぎると良くない。さらに発展していける。

という思いも込められているそうです。

なかなか面白い話ですよね…。

同じく左右非対称と言えば、人間の顔も左右で成長が違うため厳密に言えば左右非対称です。全く違うというわけではなく、左右で少しずつ違うというのが面白いですよね。

片方の顔のみを反転させて左右対称にした写真がまとまった記事を貼っておきます。大変興味深いですね…!


ここで小話を一つ。

3D CGで物などの形を作ることをモデリングといいます。
じつはモデリングでリアルな人間の顔をつくる際、少しだけ左右でバランスを崩すことで人間らしく見せたりします。逆に綺麗に左右対称だとロボットに見えるようです。(実際の人間の顔も完全な左右対称ではないので納得ですよねw)

前の話をふまえて見てほしいのが、有名なスターバックスのマークです。

こちら一見左右対称に見えますが…じつはよく見ると左右非対称なのです。
左右非対称にすることによってあえて人間性を出し、親近感を与えていると言われています。

02    まとめ


いかがでしたでしょうか?
身近なところでシンメトリー・アシンメトリーの様々な例が多くあることかと思います。これはなぜシンメトリー?よく見たらじつはアシンメトリーかも?などと考えて見てみるのもたのしいですよ!

そのものの表現したい特性に合わせてシンメトリーやアシンメトリーの概念をうまく応用していきたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!
また次回もご縁があれば読んでいただけるとうれしいです。

次回は最近WOWOWのドラマにちょっとハマっているので、ドラマの感想文かアニメーションの技法に関する記事かキャラクターデザインの記事のどれかを書こうかなーと検討していますw全然絞れてないですねww予告の意味w
…予定は未定ですw更新は来月の月中〜月末を予定しています。ではまた来月お会いしましょう(●゚ェ゚)ノ

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