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04プロダクトマネジメント(PdM)について学び ~MVP:ミニマムバイアブルプロダクト~
こんにちは!株式会社フォークのWEBデザイナーoyamadaです。
前回の投稿からだいぶ間が空いてしまいましたが、
前回は、「市場の情報を分析&収集したあとの次のステップ、新規ビジネスプランの作成」について調べて学んだことをまとめてみました。
これまでの投稿で、プロダクトマネジメントでは、フレームワークで考えた仮説が実際にどうであるかの検証が、どれだけ大事かをまとめました。
では、実際の検証はどのようにするのか?
机上で仮説を立てたとしても、最初に想定と異なる結果が出たり、方向性が間違っていたという結論も、実際にやってみることで明らかになってくるものです。
仮説はあくまでも仮説、何度もひっくり返るものと思って、
「仮説⇔検証」を繰り返し、仮説の精度を上げて行くことが、
プロダクトの精度やクオリティを上げることに繋がります。
では、どうゆう検証方法があるのか?
その一つにMVP:ミニマムバイアブルプロダクトがあります。
MVP=最小限の機能を持つ初期バージョンのプロダクト
MVP:ミニマムバイアブルプロダクト、なんだか難しい名前ですね(^_^;)
ミニマムバイアブルプロダクト(Minimum Viable Product、MVP)は、製品開発の初期段階で、最小限の機能のみを持った製品のことを指します。このMVPは、ユーザーに製品を早期に提供し、実際のフィードバックをもらいながら改良を重ねるために使われます。製品が持つべきすべての機能を完璧に実装する前に、基本的な機能のみを搭載して市場に出し、価値を確かめるのがMVPの狙いです。
MVPの有名な成功例を上げてみるとイメージしやすそうとのことで、Chat GPTより以下のようなものが挙げられました。
MVPの有名な成功例
1. Dropbox
概要: Dropboxは、クラウドストレージサービスとして知られていますが、開発当初のMVPは「プロダクト」ではなく、シンプルなデモ動画でした。
ポイント:
開発に多くのリソースを割く前に、動画を公開してサービスのアイデアを伝え、ユーザーの興味を測定しました。
動画を見た人々の反応が非常にポジティブだったため、プロダクト開発に進みました。
2. Airbnb
概要: 創業者は、自分たちのアパートの空き部屋を利用して宿泊サービスの需要を検証しました。
ポイント:
サービス全体のシステムを構築する前に、単純なウェブサイトで宿泊者を募り、初期ユーザーのフィードバックを直接得ました。
これにより、サービスのニーズを証明し、将来の成長の基礎を築きました。
3. Zappos
概要: Zappos(オンラインシューズストア)は、在庫を抱えずにMVPを構築しました。創業者は、靴屋で写真を撮り、それをオンラインで販売。注文があれば、靴屋で購入して顧客に発送しました。
ポイント:
在庫管理などの複雑なプロセスを始める前に、オンライン販売の需要をテスト。
コストを最小限に抑えつつ、顧客体験と市場の反応を確認しました。
4. Twitter(初期のOdeoハック)
概要: Twitterは、もともと「Odeo」というポッドキャストプラットフォームの一部としてスタートしました。アイデアを検証するため、社内向けにシンプルなメッセージングサービスを試作しました。
ポイント:
初期の段階では社員内で利用するだけの簡素なシステムで、ユーザー体験をテスト。
社内での好評を基に外部展開に踏み切り、成長を遂げました。
5. Buffer
概要: ソーシャルメディアの投稿をスケジュールできるサービスです。MVPとしては、単純なランディングページだけを用意しました。
ポイント:
ランディングページで、サービス内容を説明し、「興味がある場合は登録」ボタンを設置。
実際にどれだけの人が登録するかで、サービスの需要をテストしました。
MVPの成功の秘訣は「完璧を目指さないこと」
今ではおなじみのサービスや製品も、MVPからスタートさせていることがわかりました。
MVPの特徴と成功例に共通するポイントは以下のようなもの、つまり「完璧を目指さずに改良を続けていく」ということなのでしょう。
最小限のコストと時間でアイデアを形にする
無駄を省き、シンプルな形で市場に出す。ユーザーからの早期フィードバックを得る
早期に改善ポイントを発見し、リソースを有効活用。プロダクトのリスクを最小化
完全なプロダクトを作る前に需要を確認し、大規模な失敗を防ぐ。ユーザー体験に集中する
初期段階で必要な「コア価値」を提供する機能に絞る。
最後にまとめ
今回は、製品開発の初期段階で、最小限の機能のみを持った製品ミニマムバイアブルプロダクト(Minimum Viable Product、MVP)がどんなものかをまとめました。
まずは小さいところからスタートさせ、実際に試運転しながら改良を重ねて育てていくという考え方。何事もやってみなくては成功するか失敗するかは分からない。失敗のリスクを恐れて何も踏み出せないよりも、失敗したときのリスクを最小限に抑えながらでも挑戦していくための手段や方法だと思いました。
また失敗や改良があるから、製品も人も成長できるものなのかもしれないなと、今回まとめていてふと思いました。
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました🙏