普段の生活で見られるなんでもない姿から分かる発達の話を運動遊びの専門家の人に聞いてみようPart6(運動会の可能性編)
「僕らの前で運動苦手な子は1人もいません。」
「3歳未満児を対象とした運動遊びもします。」
「跳び箱・マット・鉄棒はしません。」
一体どんな運動遊びなんでしょう?
運動遊びの専門家である小川さんは、「保育者が今している保育中に見られる子どもの姿の中に運動はたくさんあるんだよ」「これくらい発達していることが分かるよ」を教えてくれる人です。
今回は、普段の生活で見られるなんでもない姿について、「こんな姿の前段階として、まずこんな発達がある」「この動きは、こういう運動につながっている」というようなことを、小川さんから聞き出していく研修の第6段。では、その普段の生活で見られる姿を、どのように運動会につなげていけるかという可能性を考える回です。
普段の保育に運動はいっぱい
実は、特別に運動遊びや体操などをしなくても、子ども達は普段の生活で運動をたくさんしているんです。
例えば、この記事のトップ画像の子ども達は、いろんな座り方をしています。「この姿勢は、バランス取れるようになってるからできる姿勢なんですよ」「実は、体幹のさらに前に…」等という話が、この写真1枚からいくらでも出てきます。
特別な活動をしなくても、普段の保育、普段の生活に運動はたくさんあって、子どもが今どれくらい発達をしているかということが分かるんですよ。そして、「ちょっとしたことを取り入れるとこんな運動になる」…ということも分ります。それを知ると、普段の保育中に子どもを見る目も変わってきます。
以前の研修では、たった1時間で子どもを見る目が変わり、さっそく実践した方もいらっしゃいます。その方が分かりやすくまとめてくださったので、すぐに保育に取り入れることができる例として紹介しますね。
観察の引き出しが増えた
足指遊びを加えた
その子が今楽しんでいることに着目して体を使った遊びをした
ボディイメージ、人や物との距離感を意識できるようにした
眼球運動を意識した遊びをした
座り方を変えて椅子からの転倒や落下防止にもつながった
運動と体の発達の研修ですが、「学んだことを取り入れるとビジョンをもった保育、丁寧な関わりにつながった」ということも仰っています。たった1ヶ月ほどで、「椅子からの転倒や落下防止にもつながった」という成果にもつながっていますね。青い色で伏せてある部分は、研修の中で具体的にお伝えする部分ですので、ぜひ、参加して持ち帰り、普段の保育に取り入れてみてください。
また、「手遊び、わらべうたで分かる発達の話を運動遊びの専門家の人に聞いてみよう」の研修を受けた方からは、次のようなDMを頂いてます。
いろんな視点を持つことができるようになると、その分だけ保育が楽しくなるんですよ。
↓
小川さんの運動遊びでは、最初は離れて見ていた子ども達も、「楽しかった」と言ってハイタッチをして帰っていくんです。そのような運動遊びをする人と、子どもの発達の話をしてみませんか?
今回の研修で主に取り上げること
今回は、「では普段の動きをどう運動会(または、運動会に代わる運動遊び)に取り入れていくか」ということを考えます。
実際に、運動会ではなくて、子ども達と一緒に保護者さんに遊んでもらい、その中で子ども達にどんな動きが見られ、どんな発達をしているか、保護者さんに学んでもらう…という取り組みをした園もあるんですよ。その取り組みをしているのが、毎回話を聞かせてもらっている、運動遊びの専門家である小川さんです。
子ども達は普段と同じように遊ぶ。保護者さんは、集団の中で子ども達がどう遊ぶのかを見ることができる。どのように発達をしているかを小川さんから解説してもらえる。保育者の負担も少なく、良いことずくめのように思えます。
この取り組みも含め、普段の子ども達の動きをどのように運動会に取り入れるかということを考える研修です。どんな種目にすれば、ただただ楽しく、成長もある運動会(または、運動会に代わる運動遊び)になるのか考えてみませんか?
研修の概要
研修名:普段の生活で見られるなんでもない姿から分かる発達の話を運動遊びの専門家の人に聞いてみようPart6(運動会の可能性編)
期日 :9月8日(日)
時間 :14:00~15:00
ZOOMにて、オンラインで行います。
今回は、「では普段の動きをどう運動会(または、運動会に代わる運動遊び)に取り入れていくか」ということを考えます。写真を見ながら、「この動きはこういうところからつながっていて…」等ということを、運動遊びの専門家である小川さんから聞き出していきます。話を聞くだけでもOKですし、気になったことがあれば発言されてもチャットに書き込まれてもOKです。
この研修に参加すると、こんな良いことがあります。
「運動ってこれでいいんだ」「自分の保育でよかったんだ」が実感できる
子どもの普段の動きがどんな運動になっているのかを知ることができる
子どもがどれくらい発達しているかを見る視点が分かる
現役の保育士が「参考にしたい」と言う関わり方を知ることができる
運動遊びを適切に取り入れるカリキュラムの可能性も見える
参加方法
この先の有料部分を読むとZOOMのリンクが貼ってあります。当日、ZOOMのリンクから研修にご参加ください。
それでは、9月8日(日)の14:00~15:00に、研修で会えることを楽しみにしています。
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