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【インターン体験記】元限界大学生が一念発起して、社会課題解決に本気で挑戦した話


初めに

はじめまして!
クラウドファンディング「For Good」 で3か月インターンを行わせていただいていた三重大学人文学部法律経済学科4年の水野聖也です!
2024年5月から週4日、8時間勤務していました。8月をもって「For Good」を卒業することになったのでインターンでの仕事内容や学んだことを書き綴って行きたいと思います。
この記事は「For Good」で実際にインターンとして働いてみたい方や、ソーシャルビジネス領域で何かに挑戦したいと思っている方に「その一歩を踏み出してもらいたい!」という思いで書いているので是非最後までご覧頂けると幸いです!

For Goodメンバーで撮った写真

「For Good」のインターンを始めた理由

クラウドファンディングのプラットフォームとして多くの社会課題に携わることができると感じたからです。
私は大学3年次にはフィリピンのサンボアンギータという貧困地域で1か月間、BLJ.Philippinesの一員として貧困農家支援を行っていました。ただ現地で「これだけ頑張っても1つの村のたった5つの小規模農家しか支援できないのか、、、。」と感じました。

世界にはフィリピンの1つの村だけでなく、無数に苦しんでいる人々がいるのに自分自身のプレーヤーとして無力さを痛感すると同時に、社会課題に関心を持ち行動する人がもっと増えればなと心底感じていました。そこで「For Good」と出会いました。

クラウドファンディングのプラットフォームであれば社会課題に取り組む人の数だけ自分自身が社会課題解決に携われると考えました。「For Good」は『社会課題解決の民主化』を掲げており、まさに自分が考えていた理想の社会を目指している、そんな素敵な事業を行っている会社でした。

仕事内容

私はリードキュレーター職のインターン生としてFor Goodのインターンを行っておりました。
リードキュレーター職とはインターン生本人の関心のある分野で活動されている方に対して、For Goodでのクラウドファンディング実施を提案するポジションです。
興味を持ってくださった方に対して、サービス紹介やクラファンを実施する場合の企画提案を行います。

具体的に行っていた活動としては、自分がクラファンをしてほしいと思っている方に対して、SNSやメールを通じて連絡を行い、面談のアポを取った後にヒアリングを通じて企画を提案しクラファンを行ってもらうというものでした。

他社だとこの職種を「営業」と呼ぶのですが、For Goodでは違います。
何かに挑戦する人に対して企画提案を行いクラウドファンディングに導くことで活動のお力添えをするという意味なので「リードキュレーター」と呼んでいます。

インターン開始当初、自分自身リードキュレーターのような営業はやったことがありませんでした。ただどうせ自分ならきっとできるという謎の自信だけは持っていました。(笑)
しかし、そんな自信も数日でへし折られます。実際に面談の場に立ってみると言葉遣いもままならないし、ましてや相手のニーズを汲み取るなんて到底出来ませんでした。
そこで自分自身の過信していたプライドを捨てて、また0から自分を作り直そうと決心しました。ただFor Goodには成長できる環境が備わっていました。その結果2か月後の7月の営業成績もリードキュレーター内で1位の成績を出すまでに成長することが出来ました

リードキュレーターチームでミーティングしている様子

For Goodの良かったところ

圧倒的な成長環境

For Goodには圧倒的に成長できる環境が整っていると断言できます。その理由として①全体を見る力が身につくから(マクロ視点)毎日メンバーと切磋琢磨し、振り返りを行うことができるからです。(ミクロ視点)

①全体を見る力について
For Goodは職種問わず毎朝9時に全メンバー集まって会社全体の数字を追って意見を出し合う朝会を開催しています。社内のKPI を日々追って行くことで、マクロに物事を見る視点が培うことができます。初めは全く数字の意味が分かりませんでしたが必死に食らいついて、マクロ視点からリードキュレーターというミクロな視点にいかに落とし込むかをしっかりと意識して毎朝参加しました。その結果今どういう動きをすべきか、どのような所に需要があるかを段々仮説検証できるようになってきました。さらに後述しますが、For Goodには仮説検証の合否に関しても確かめる機会もあります。

②のメンバーとの切磋琢磨について
For Goodでは毎朝リードキュレーター全員が集まり、一人ひとりの立てた仮説が正しいかどうかの確認を行います。このようなミクロな視点からも自分のやっていることが正しいかどうかの振り返りができ、かつ毎日行っているのでその精度について日々高まっていきます

誰にでもチャンスがある裁量権の大きさ

またFor Goodには「インターン生と社員との隔たりをなくす」という文化があり、インターン生も社員と同様に扱われます。その分一人ひとりの役割も重要になっている反面、裁量権を持って沢山のことに挑戦できます。
言いたいことや事業改善のためにこうしたほうがいいのではないかという施策への提言はもちろんのこと、他のインターンメンバーだとFor Good主催のイベントを敢行したり、ポッドキャストを行ったり「本当にこれをインターンに任せてもいいのか?(笑)」というレベルまで任せてくれています
自分自身もFor Good一社員として対面のイベントやインターン説明会の登壇者として参加させていただきました。

印象に残っていること

ETHICAL EXPO

若者が連携して創る「ETHICAL EXPO 2024」に東京・大阪の2つの日程をFor Goodのメンバーとして参加しました。
このイベントはZ世代にエシカルへの関心を持ってもらうためのイベントで、普段自分はオンラインでの勤務なので対面でのイベントは初めてでした。お声掛けさせて頂いた方の中で、For Good で実際にクラファンをしていただくことになったり、過去にFor Goodでクラファンを立ち上げてくださった人達が来場してくださったりで、普段パソコンの前に座っているだけでは分からなかった「点と線が繋がった感覚」が今でも忘れられません。

パソコンの画面の奥にはクラファンの実行者がいて、その実行者には何か守りたいものや挑戦したいことがあるということを改めて痛感しました。東京のブース出展の際はどうすれば来場者にFor Goodを知ってもらえるか、喜んでもらえるかを徹底的に考え、隣で出店していたボーダレスの仲間であるハチドリ電力に負けないようにと代表のこーでぃーさんと共に、徹夜しながら最高傑作の『エシカルみくじ』を作ったのもめちゃめちゃいい思い出です(笑)

東京はFor Goodメンバー全員で参加したのですが、大阪に関しては代表のこーでぃーさんと2人での参加だったのでFor Goodのメンバーとしての肩書を背負っての参加し、裁量権という意味ではインターン生という肩書でも本当に信頼されているんだなという印象を強く受けました。

エシカルエキスポでのこーでぃーさんとの写真

余談ですが、エシカルエキスポに参加した際に別の会場で200人規模のエシカルクイズというものがやっていて、好奇心旺盛(?)な自分は勝手にシフトを抜け出してクイズに参加していました。そして気が付いたら1位になってしまいました。(笑)
その時にちょうど代表のこーでぃーさんが会場に来て、探しにきたと思って謝りに行ったら「何シフトサボっとん、でも優勝したら許す」って言われ、プレッシャーをかけられながらもなんとか全問正解してインフルエンサーのウンパルンパさんに表彰されるというレッドカード一発退場並のこともやってしまいました。(笑)
今後、シフト抜け出してクイズに参加する人は採用しないそうです(笑)

シフトをサボって優勝してしまったときの写真(笑)

ZERO PCとのインターン説明会クロスイベント

ZERO PCさんと共同でインターン説明会にFor Goodのインターン生代表として登壇させて頂きました。
For Goodでインターンとして実際に働いてみてどういう経験ができるかということを聴衆の前で話す経験もさせて頂きました。ただ実際に自分がやっていることや「ココがすごい」ということを言葉にしてみるとなかなか難しく、学生ながらオンライン上ではありましたが多くの人前で自分の意見や考えをFor Goodという肩書を背負いながら、話すのは緊張した半面、いい経験をさせてもらえたなと心底感謝しております。

実際に参加したイベントのポップアップ

以上のようにたった一人のインターン生でも色々な貴重な経験をさせてもらうことができてその中で、学べることも多くありました。

For Goodで学んだこと 3選

1.ないものねだりをせず、自分の強みを最大限に活かすこと

実はインターンシップを始めた時からFor Goodの社員や他のインターン生の凄さにかなり圧倒されていました。
仮説思考力や論理思考力を始めとした考える力から営業力まで本当に自分が嫌になってしまいそうな程でした。自分が出来ないことを淡々とこなしていく姿はまさに『天才集団』といっても過言ではありませんでした。同じ土俵で闘っても勝てるわけがない、ましてや彼らを真似してみてもぎこちなくなるだけで、一向に上手く行くことはありませんでした。
何としてでも食らいついてやろうと思い、他のメンバーを徹底的に観察してみることにしました。私はそこで全員に共通している重要なことに気づきました。
それは『誰もが自分が強みを活かして、力を最大限に発揮している』ということです。〇〇は苦手だけど、△△は得意!ということは誰にでもあると思います。なので人を真似るのではなく、自分自身の『型』を作ってそれをブラッシュアップしていくようにシフトチェンジしました。
『型』を磨いて行く中でメンバーの長所や観察してよかったことを、取り入れていくことで最終的には営業で卓越した結果を達成することが出来ました。人と比べるのではなく、まずは自分自身と真剣に向き合うこと。そして自分の短所を長所で補うことができるような自分作りをしていくことを心掛けました。ただこのような試行錯誤のメンバー間での日々の意見交換や相談が無ければ上手くいっていなかったと思うので、本当に感謝しています。

2.仲間内でのWin-Winの関係を築くことの重要性

For Goodのインターンを通じて、『Win-Win』の関係を築くことを大切にしてきました。面談時における顧客に関係に関しては、ビジネスの特性上、お互いに恩恵がないといい関係が築けず上手く行かなくなってしまうので相手にとってメリットは何か、ニーズはどこかを追究し続けることを心掛けました。ただ一番の大きな気づきとしてあったのが『Win-Win』の関係を築くのは顧客だけでなく、一番は共に働くFor Goodのメンバーであるということです。インターン開始当初に驚いたこととして、メンバー全員が有益な情報をメンバーに共有して、Giverとなって全員で成長していこう!という強い団結力を感じたことです。「こういうチームが最終的にリーデングカンパニーになっていくんだろうな」と思いつつも、自分自身も負けじと学んだことをしっかりと共有し常にGiverであり続けることを意識しました。

メンバーも全員仲がいいので、For Goodサウナ部(東京開催)もあります。

3.社会課題解決の民主化で少しづつ社会はよりよくなっていること

自分がFor Goodでインターンを志望する理由として、プレーヤーとして一つの事業を行うのではなく、プラットフォームとして広く社会を変えていきたいということを掲げていました。
実際にFor Goodではこれから掲載されるプロジェクトも含めて3か月で20個近くのプロジェクトの立ち上げに寄与することができました。この数字は自分一人がスタートアップを立ち上げて行うとなった際には到底達成することのできない数字とソーシャルインパクトだと思います。
また国際協力のスタートアップで勤めた経験があるからこそ事業における資金調達の厳しさと、『社会課題解決の民主化』が社会をよりよくするするための重要な鍵を握っているということも痛感しております。
自分自身のたった3か月間のリードキュレーターの仕事を通じてもクラウドファンディングの実行者と支援者を繋げることができたのは自分にとっての財産です。グアテマラの野球を盛り上げたり、ラオスの学校の校舎野修繕工事をしたり、ギニアビサウをファッションとアートの力で盛り上げたりなど他にも素敵な支援者の方がいらっしゃいますが、このような実行者さんの人生の貴重な挑戦のお力添えができて本当に幸せでした。そしてこれからもこのような優しさで溢れた世界になっていってほしいと心から願っております。

最後に 

これから社会課題に挑戦する人へ

最後に自分からこれからFor Goodのインターンだけでなく、新たに社会課題に挑戦する人に向けてエールを送らせていただいてクロージングとさせてください。

15歳の時にJICAの講演会がきっかけで貧困問題に興味を持ち、「世の中から貧困を無くしたい!」と口だけは達者でした。しかし大学生になっても、大学にはろくに行かず、バイト漬けで仲間達と週7で飲み明かす毎日。もちろん留学なんかも行ってません。
「社会課題解決って意識高い系がやることでしょ!」と何かに精力的に活動している人をバカにする時さえありました。ただ心の奥底で「いつかは社会課題に携わりたい」と思っていました。そんな時に出会ったのがボーダレスジャパンのインターンでした。なので自分が本格的に社会課題と向き合い始めたのは大学3年次の夏でした。中には高校生のときから社会課題と真剣に向き合って学生団体を立ち上げたり、起業している子もいます。じゃあ自分は社会課題に挑戦するのが遅かったかというと絶対にそれはないと断言できます。というのも社会課題へのアプローチは人それぞれだと思っているからです。起業するのも、関心分野のボランティアに参加してみるのも、クラファンの支援をするのも全て社会課題解決に携わっていると思います。この記事を最後ここまで見ていただいて「自分も何かしてみようかな」、「こんなやつでも社会貢献できるなら自分でもできそうかな」と思っていただいて、自分にしかない強みを活かして『新たな一歩』を踏み出すお力添えができたのであれば、それ以上に嬉しいことはないです。皆さん一人ひとりの小さな一歩がやがて大きな一歩になることを心より願って、インターン体験記を締めくくりたいと思います。
長々と書いてしまいました最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事を読んで『新たな一歩』に挑戦してくれた方いらっしゃったらご報告お待ちしております!


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