令和6年能登半島地震に対する緊急支援クラウドファンディングの支援金送金実施のご報告
For Goodでは、令和6年の能登半島地震に対して立ち上げた緊急支援プロジェクトで集まった支援金の寄付先を、支援者の皆様の投票で決定させていただきました。
この度、集まった350票の支援者投票の結果をもとに、2,344,000円の支援金を現地で活動するNPOを中心に14の支援先へ3月25日に送金が完了したので、ご報告させていただきます。
プロジェクトを立ち上げた経緯
令和6年1月1日 午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする地震があり、震度7の揺れを観測しました。
For Goodでは、翌1月2日に被災地や被災地の方々を支援するために緊急支援のクラウドファンディングを実施することを決定しました。
それと同時に能登半島地震の復興支援に関するプロジェクトの立ち上げをサポートするプログラムを開始しました。
For Goodは、2022年のサービス開始よりこれまで、支援者様から集まった支援金を1円でも多く、社会をより良くする活動に使っていただきたいと思い、サービスを提供してまいりました。
そのような中、今回の能登半島地震の被害を受けた関係者の声や、能登が故郷の職場の仲間の声を受け、
「For Goodが掲載手数料0円のクラウドファンディングだからこそ、被災地の復興支援に対して今すぐできることがあるのではないか」、と震災が起きた元旦にチーム内の緊急会議で決定し、1月2日のプロジェクト立ち上げに至りました。
資金の使い道は投票で決定
1月2日にプロジェクトを立ち上げ、そこから約2ヶ月間で、全国各地407名の方々から2,344,000円もの支援金をご支援いただきました。
応援コメントでは温かいお言葉をたくさんいただき、能登の友人を通して、被災地の方にも共有していただきました。
改めて、このクラウドファンディングにご参加いただいた皆様には心から感謝いたします。ありがとうございました。
For Goodでは、刻一刻と状況が変わる被災地の状況や、時間の経過とともに薄れていく被災地への関心の中、プロジェクトを立ち上げた時から、「皆様から頂いたご支援金をどこに託すのがいいのか」については、チーム内で長らく議論を重ねてまいりました。
その結果、社会をみんなで良くすることを目指しているFor Goodとして、皆様から頂いた大切なご支援金の使い道が不明瞭になってしまうことは避けたいと思い、本プロジェクトで集まった支援金は、皆様からの投票によって寄付先と分配額を決めることに決定いたしました。
支援者様への活動報告はこちら:https://for-good.net/project/1000493/activity#main-activity-report
支援金の使い道の投票結果
今回の投票期間では、合計で350件の票が集まり、投票数と割合に従って、以下の金額をそれぞれの団体に入金させていただきました。
<支援の使い道の投票結果>
・【日本財団】投票数:12件、割合:3.43%、支援金額:80,366円
・【日本赤十字社】投票数:12件、割合:3.43% 、支援金額:80,366円
・【NPO法人ピースウィングジャパン】投票数:26件、割合:7.43%、支援金額:174,126円
・【NPO法人ピースボート災害支援センター】投票数:40件、割合:11.43%、支援金額:267,886円
・【セーブ・ザ・チルドレン】投票数:36件、割合:10.29%、支援金額:241,097円
・【コミサポひろしま】投票数:34、割合:9.71%、支援金額:227,703円
・【NPO法人マミーズ・ネット】投票数:29件、割合:8.29%、支援金額:194,217円
・【一般社団法人子ども女性ネット東海】投票数:51件、割合:14.57%、支援金額:341,554円
・【NPO法人輪島朝市】投票数42件、割合:12.00%、支援金額281,280円
・【セカンドハーベスト・ジャパン】投票数:21件、割合:6.00%、支援金額:140,640円
・【NPO法人キャンパー】投票数:11件、割合:3.14%、支援金額:73,669円
・【ネコリパブリック】投票数:19件、割合:5.43%、支援金額:127,246円
・【世界の医療団】投票数:16件、割合:4.57%、支援総額:107,154円
・【その他=任意団体わかものと】投票数:1件、割合:0.29%、支援総額:6,697円
3月25日時点でそれぞれの団体への入金の予約が完了し、今後はそれぞれの団体で被災地支援のために支援金を活用していただく予定です。
今回の投票を通じて、「自分たちの支援金を投票によって決めるやり方は納得できる」「被災地や寄付先の団体の活動について考える機会になった」というコメントをいただきました。
一方で、投票いただいた方の中には、「意図通りの使い道ではなかった」「For Goodが支援の使い道を決めるべき」というご意見もありました。
私たちとしても、支援金の使い道の議論に時間をかけすぎてしまったこと、そして支援者様への報告が遅くなってしまったことを反省しております。
このようなご意見を真摯に受け止め、今後の被災地支援の活動に活かしてまいります。
今後について
プロジェクトを立ち上げた私たち自身、今回の能登半島地震の支援プロジェクトを立ち上げたことが、「For Goodだからこそできることは何か」を深く考えるきっかけになり、改めて私たちは「社会をみんなで良くする」ことを大切にしていきたいと決心しました。
今回のプロジェクトを通して、関わってくださった支援者様のおかげで、一人ひとりの想いが合わさると、とても大きな力になることを再度実感しました。
大変な時こそみんなで力を合わせて、助けを求めている人に手を差し伸べられる、そんな機会をFor Goodとして作り続けたいと思っています。
改めて今回のプロジェクトに関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
クラウドファンディングFor Good