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【For Good アワード 2023】受賞プロジェクト紹介 <ソーシャルインパクト賞> 「広島・長崎の被爆者の思いを世界へ届けるオンラインミュージアムをつくりたい!」

「For Good アワード」は、ソーシャルグッドなクラウドファンディング「For Good」が主催する年に1度のアワードです。アワードでは「世界をグッドに。想いをアクションに。」というFor Goodのスローガンを体現する”社会を良くするソーシャルグッドな取り組み”を選定することで、今後の社会にとっての社会課題解決のロールモデルとすること、そしてより多くの方々のソーシャルグッドなアクションを促進することを目的としています。

この記事では【For Good アワード 2023】で受賞したプロジェクトをご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、ソーシャルインパクト部門賞を受賞した「広島・長崎の被爆者の思いを世界へ届けるオンラインミュージアムをつくりたい!」プロジェクトです!


プロジェクト概要

■実行者:特定非営利活動法人 ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会 様
■達成金額:4,088,000円

■目標金額:3,500,000円
■支援人数:164人

ロシアによるウクライナ侵攻、米中対立が激しさを増す現在、核兵器の使用リスクがかつてないほど高まっています。今回のプロジェクトは、核の被害の惨状を世界に伝えるオンラインミュージアムを運営するため、開始されました!

プロジェクト実施の背景

世界は今、戦後最も広島・長崎以降核兵器の使用のリスクが高い状況にあります。
しかし、世界の多くの人たちは、実際に核兵器が使われたらどうなるのかを知りません。広島・長崎での被害の実態は、私たちが思っている以上に世界に伝わっていないのです。

しかし、伝えるきっかけさえ作れれば、核兵器に対するイメージはきっと変わるはずです。

ウクライナ戦争が長期化し核兵器の被害の実相を伝えなければならない時であること、G7広島サミット後の被爆地への注目されていること、この機会を生かしたい。そこで今回、核兵器の被害に、世界中から簡単にアクセスできて、詳しく知ることができる「NO MORE HIROSHIMA&NAGASAKI MUSEUM 」を多言語で展開することにしました。

ミュージアム開設にあたり、パネルに使用した写真の著作権、多言語対応、周知のための広報など、さまざまな費用が発生しています。これらの障壁を乗り越えるには資金も必要となり、今回クラウドファンディングにチャレンジすることになりました。

広島・長崎に投下された核兵器は、死者を人間とは思えない姿まで焼き尽くし、病気や貧困、差別と生き残ったことを喜ぶことをできないような状況に追い込む人間とは共存できない兵器です。核兵器の使用のリスクが高まる今こそ、核兵器がもたらしたものと、被爆者たちのあゆみを世界の人たちに知って欲しい。そのためには、みなさんの支援が必要です。みなさんの力を貸してください。

https://rescuex.jp/project/81065

受賞コメント

数多くのプロジェクトの中からソーシャルインパクト賞に選んでいただき、大変光栄です。ウクライナやガザでは、子どもたちの命までも奪われる状態が続いています。核保有国のロシアとイスラエルは、核兵器の使用をちらつかせています。こうした状況だからこそ、広島・長崎の被爆体験を世界に伝えたいとオンラインミュージアムに挑戦しました。現在、完成したミュージムとオンラインでの被爆証言会を組み合わせたキャンペーンも計画しています。核兵器をもう二度と使わせないためにも引き続き、ご注目・ご支援いただけると幸いです。

担当キュレーターからのお祝いメッセージ

キュレーターとは、プロジェクト実行者さんの社会をより良くする取り組みに伴走するFor Goodスタッフのことです。

特定非営利活動法人 ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会さま、この度は、For Goodアワード2023にて、ソーシャルインパクト賞のご受賞、誠におめでとうございます。
支援者の方々から寄せられるプロジェクトの応援コメントを拝見させていただくと、皆さんのお取り組みは、多くの方々の心を動かし、記憶に残るプロジェクトになっていることが身に染みて感じられました。
「まずは現状を知ること」「そして伝えていくこと」は、市民一人ひとりが、より良い社会づくりに参画していく上で、とても大切なステップだと思います。
今後とも、皆様のご活躍を心より応援しております。

実行者関連サイト

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