生物が好きなのに高校物理を選択したせいで
雷獣チャンネルが面白く一気見してしまった。
特に大学合格までの人生グラフが良かった。
あのコンテンツは、ちょうど俺のような、
受験から10年ほどたちある程度どうでも良くなった人に向けたエンタメだと受け取ったね。
自分の受験生時代はどうだったかと言うと、小学生のころから生物と進化論が好きだったのに、(特にドゥーガル・ディクソンのフューチャー・イズ・ワイルドという本がな、人類が死滅した2億年後の世界はどうなっているかを科学的に描くみたいな内容で、森で生活するデカいイカだの、蜘蛛の家畜になっているネズミだのが出てくるSFで個人的大ヒット。)
受験には物理を選んだほうが後々潰しが効くよなんてことを教員に言われ、
高2までかけらも勉強をしてこなかったので、そういうもんかと選択し、
最終的に物理だけ100点中の30点を取り無事現役不合格になるわけだが。
(選択に対する責任が早めに学べて良かったけど。)
うーん文字にするとしょぼいけど、ここが人生のターニングポイントというか、世界線が変わったタイミングというか。
これがあったせいで行く浪人し、コンプレックスを抱いたから大学生活も変わり(運動部に入った)、部活がしんどかったので人生観が変わり、仕事もリスクを取るようになり、そのおかげで結婚し、と、雪崩のように人生が変わった感覚がある。
いや、別に物理選択自体は今振り返るとクソどうでもいいと言うか、なんでもない話なんだけど、この程度の選択が自分の人生の方向性を決めてしまうことになるってのは恐ろしい話だよね。
(もちろんそれよりも主観的に重要なイベントは何度もあったよ。でもこれがあったからこそ今の人生にルート分岐した感覚がある。多分、現役で生物選択していたら、大学も受かって、その時点で挫折も努力もしていないので、大学生活はニートみたいに過ごす感じになり、適当なメーカーかなんかに就職して会社コンプあたりこじらせてたんじゃないかな)
という、大して重要でもない決定(しかも成功していない決定)が自分の世界線を変えてしまった(おそらく、いい方向に)というお話でした。