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『MUSIC BLOOD』2021年 個人視聴率をまとめてみました

2021年4月、日本テレビで『MUSIC BLOOD』が始まりました。ターゲットはティーンや20代など若い世代で、日本テレビが重視している ”個人視聴率”(とりわけ13~49歳を “コアターゲット” として重視)獲得を目的とし、バーティカルシアターアプリ『smash.』と連動した新しい音楽番組です。

私は音楽が好きで『MUSIC BLOOD』は田中圭さんがMCをしているということもあり、すべての回を視聴しています。また当初はZ世代(1990年後半から2000年代に生まれた人)向けかと思っていましたが、Z世代向け以外のゲストも登場しておりますので、番組の方向性も含めて毎回興味深く見ています。
こんなに注目している番組、もったいないので(?)2021年のゲストと視聴率をまとめてみました。
また、参考として『MUSIC BLOOD』の前に放送されている『金曜ロードショー』の視聴率も同じ表に入れてみました。
こうやってみると、9か月間、実にたくさんのゲストが出演されたんですね……。

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参照元:株式会社ビデオリサーチ『2021年関東地区_視聴率レポート_番組平均世帯/個人 視聴率
※金曜ロードショー枠内のグレー塗り部分の2番組『高校生クイズ2021』『「あなたの番です」スペシャル』は視聴率が不明だったため、未記載。

まとめてみたはいいものの、この表では個人視聴率の推移が分かりにくいので、グラフにしてみました。
紫色のラインが『MUSIC BLOOD』、黄色いラインが『金曜ロードショー』です。

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まず『MUSIC BLOOD 』の個人視聴率の最高は『BTS』と『モーニング娘。'21』がゲストだった回で、共に3.6%であることがわかります。
『MUSIC BLOOD』と前番組の金曜ロードショーとの間で視聴率はそれほど連動しているようにも見受けられませんので『MUSIC BLOOD』の視聴率はゲスト次第なのかもしれません。

ちなみに上記の一覧から算出すると、『MUSIC BLOOD』の2021年平均個人視聴率は2.5%であることがわかります。

この2.5%の平均個人視聴率というのは、日本テレビの中ではそれほど高くはないものと思われます。
2月3日に発表された日本テレビホールディングスの『決算補足資料』によると、『日本テレビ 2021年 個人視聴率』において、プラチナゾーン(23時~25時)の平均個人視聴率は3.1%(テレビ局1位)となっており、『MUSIC BLOOD 』の平均個人視聴率2.5%は残念ながらこれを下回っています。
『日本テレビ 2021年 個人視聴率』を ”コアターゲット(男女13~49歳)” に絞ってみても、2.9%となりますので、ここでもこの数字を上回ることは今のところできていません。

さらにもう少し細かく見てみましょう。
今注目されているのは個人視聴率ですので、四半期ごとに分けた個人視聴率の平均をまとめてみました。
(個人視聴率とは4歳以上の個人全体の視聴率で、何世帯がその番組を視ていたのかではなく、何人がその番組を視ていたのかを測る視聴率)

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3ヶ月ごとの平均個人視聴率には若干の違いがあることがわかります。
2.8% ➝ 2.2% ➝ 2.4% と推移しております。
ここで、見やすくするために2021年を3ヶ月ごとに区切って平均個人視聴率のグラフを作ってみました。
参考までに金曜ロードショーについてもまとめています。

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2021年は夏季に東京オリンピックがあったためだろうと思いますが、7月~9月の個人視聴率が落ちています。
しかし、10月~12月には個人視聴率も少し戻っておりますので、『MUSIC BLOOD』は安定して視聴されている番組なのだと思います。
ただし、番組開始3ヶ月間の個人平均視聴率2.8%には及ばなかったですね。このくらいまで視聴率を戻せれば日テレの個人視聴率平均にも近づくのではないかと思います。

さて、昨年1年間番組を視聴した感想ですが、個人的にはBTSが出演した回が一番わくわくしましたね。あと、東京スカパラダイスオーケストラとNovelbright、フジファブリックさんの回も面白かった。ゲストのBLOOD SONGへの思い入れが強くて説得力があると、こちらも引き込まれてしまいます(直近ですと、2月18日の milet さん。くるりさんへの思いが強くて面白かった!)
『MUSIC BLOOD』は全ての回を見ていますが、できればもっと曲を聞きたいなと毎回思ってしまいます。今まで知らなかったアーティストに触れられるのもこの番組の良いところだと思います。

ただし、ゲストに因っては正直あまり興味が持てない時もありますので、ゲスト選びは難しいだろうなと思います。
それと、余計なお世話だとは思いますが、番組を作っている方は昨年の2.5%という平均個人視聴率についてはおそらく満足されていないと思います。
細かく分析することは難しいのですが、Z世代のゲストだからといって ”視聴率が高い / 低い” と決めつけることもできないように思えるので、その面からもゲストの選定は非常に難しいだろうなと思います。

そんな中、番組側は今後どうやって視聴率を上げようとしてくるのか、個人的にとても興味を持っています。
あっとびっくりするようなゲストが出てくるかもしれませんね!
期待したいと思います。

以上、短いまとめになりますが、お読みいただきありがとうございました。

最後に『MUSIC BLOOD』開始当時に書いたこの番組に対するnoteを貼っておきます。この時に感じていたことは今も変わらないので、このnoteで記した点がどうなっていくかについても注目していきたいと思っております。

ありがとうございました!



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