オーストラリア税務:日本など海外からの所得の扱い
「日本で投資などの所得があります。オーストラリアで申告する必要はありますか?」
確定申告をするなかでよく受ける質問です。答えはYesです。
オーストラリアは全世界所得制度を採用していますので、住居者はオーストラリア国内の所得だけでなく、海外所得も課税対象になります。つまり、申告において、その会計年度内にあった全ての所得(オーストラリア国内外)を申告する必要があります。
海外の所得例
· ビジネス利益
· 給与所得
· 年金
· 銀行利子
· 配当金
· ロイヤリティー
· 家賃収入
· 資産売却益
· 個人事業主としての所得
海外所得があった場合の税金は?
オーストラリア住居者として受け取った海外所得はオーストラリアと該当国、両方で課税される場合があります。そういった場合は二重課税を防ぐ為、オーストラリア海外所得課税額と該当国での課税額を相殺することができます。
バレなきゃ大丈夫?
No!大丈夫じゃないです。
申告しなければ課税されないとお考えの方、ご注意ください。オーストラリアは日本とも租税条約を結んでおり、互いに銀行や投資機関などの情報を交換しています。故意に申告漏れがあった場合は罰金などが課されるケースがございます。