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【マネジメント】会社・組織の「場の空気」が、メンバーの成長や意識を決める
こんにちは。
フォレスト出版の森上です。
チームや組織の力をアップさせよう、または、人を動かそうと思うと、多くの人は、メンバー個人の能力向上に必死になるものです。「コーチング」「意識調査」「面談」「承認」「金銭的報酬」など、あらゆる手を使って、「人」を変えようとしがちです。
しかし、「人」を変えようとしても、チームや組織が変わらないのはなぜでしょうか?
現場に入って、目標を絶対達成させる超人気コンサルタントとして知られる、アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長の横山信弘さんは、著書『「空気」で人を動かす』の中で、その理由を次のように述べています。
「場の空気」が悪いから。
つまり、会社や組織、チームの「場の空気」が、メンバーの成長や変革に大きな影響を与える、というわけです。
かつての流行語に「KY」という言葉があったように、日本人はまわりの空気を読み取る力に長けていることに加えて、とても影響されやすいといわれています。つまり、良い空気にも悪い空気にも感化されやすいのが私たち日本人だといえます。
つまり、「場の空気」が良くなれば、人は自らどんどん動き出す――。
横山さんは、会社や組織の「場の空気」を、大きく4つに分類しています。あなたの会社や組織、チームの「場の空気」は、どのタイプに当てはまるでしょうか?
今回は、【NLP理論】【脳科学】【行動経済学】に基づいた、良い「空気」に変えるための究極メソッドをまとめた横山さんの著書『「空気」で人を動かす』の中から、「場の空気」4タイプのそれぞれの特徴について解説している箇所を一部編集して公開します。
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良い空気、悪い空気がありますが、私は「場の空気」には4つの種類があると考えています。
「紐結び」にたとえて「締まった空気」「緩んだ空気」「縛られた空気」「ほどけた空気」と表現しました。
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①締まった空気
「締まった空気」は、まさに紐でキチンと締めている状態を指します。
「最近たるんでいるから、引き締めないといけないな」という感じで使います。他にも「締まった筋肉」「引き締まった体」などと使用します。キツすぎないけれども、一定の緊張感が持続する空気が「締まった空気」です。
②緩んだ空気
「緩んだ空気」は、締めたのに、時間とともに緩んできた状態を指します。
靴の紐も、歩いたり走ったりしていると次第に緩んできます。体の状態を表すのにも「体がたるんできた」「張りがなくなってきた」という表現を使います。自然な現象ですので、もう一度締め直しましょう。そのまま放置しておくと、ドンドンと緩んできます。
③縛られた空気
「縛られた空気」は、キツく締めつけられた状態を指します。
「縛った」ではなく「縛られた」と表現しているのは、誰か特定の人物によってキツく「縛られた」ことを意味しています。縛られていると、身動きがとれなくなり、不自由な感覚、窮屈な気分を味わうことになります。
④ほどけた空気
「ほどけた空気」は、緩みすぎてほどけたか、あるいはキツく縛りすぎて切れてしまった状態を指します。
この空気が蔓延しているチームや組織は、倫理観が欠如しており、まさに「モラル・ハザード」を起こしています。「約束などできない」「目標など達成できるはずがない」など、公然と後ろ向きな発言をする人が現れ、チームとして崩壊に向かっていると言えます。
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いかがでしたか?
今回ご紹介した「場の空気」の4タイプのうち、理想的な「場の空気」である【①締まった空気】にするためには、どのようにマネジメントすればいいのか? その理論と手段を徹底解説したのが『「空気」で人を動かす』(横山信弘・著)です。おかげさまで、長きにわたり多くのビジネスパーソンやリーダーに支持され続けているロングセラー作品となっています。一人でも部下を持つリーダーにとってマネジメントのヒントが満載の1冊です。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
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