【フォレスト出版チャンネル #57】将来に備える最強の投資法とは?
このnoteは2021年2月2日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。
リスク少なめの投資法「インデックス投資」
今井:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティを務める今井佐和です。今回は「将来に備える最強の投資法とは」をテーマにお送りいたします。今回のゲストはフォレスト出版編集部の寺崎さんです。よろしくお願いいたします。
寺崎:よろしくお願いします。
今井:早速ですが、コロナで不安な中、若い方を中心に証券口座の開設が急増しているということで、NISAを始める人もすごく増えているそうなんですけれども、寺崎さんは何か投資されていらっしゃいますか?
寺崎:投資じゃないんですけど、遅ればせながらiDeCoは去年始めました。iDeCoは投資というより個人年金なんですけど。投資っていうと日本人だとどうしてもリスクがあって、ギャンブルみたいなものってイメージがあるじゃないですか。ただ、実は安定的にお金を増やすことができる投資法というのがあるんですよ。
今井:ノーリスクでっていうことですか?
寺崎:ノーリスクではないです、さすがに。
今井:やはりリスクはある?
寺崎:リスクはある。でも、低め。
今井:ギャンブルというほどハイリスクではなくっていう事ですね?
寺崎:そうです。
今井:それはどんなものなんですか?
寺崎:それは、インデックス投資っていうんですけど、インデックスファンドで投資信託を毎月積み立てて、あとはもうひたすらほったらかしで保有し続けるという投資法なんですよ。で、これが、おかげさまで10万部を超えたインデックス投資のバイブルといわれる『お金は寝かせて増やしなさい』という本がありまして、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーというブログの著者の水瀬ケンイチさんという方が書いた本なんですけど。この中に出ているんですけど、 株式市場って1801年に誕生したんですよ。
220年後の株式はいくらになったか?
今井:今から220年前ぐらい。
寺崎:そう。220年前ですね。で、その時に、例えば佐和ちゃんが1ドル株を投資しました。220年後、いくらになったでしょうか?
今井: 220年前に投資した1ドルが220年後どうなったかってことですね?
寺崎:インデックス投資って市場全体にお金をかけるから、要するにその市場全体が1ドルだとしたら、220年後いくらになっているか?
今井:なるほど。220年前と比べると物価が上がったり、インフレだったりするので100倍、もしかしたら200倍とかいっちゃっているんじゃないですかね?
寺崎:いや。とんでもないですよ。70万倍!
今井:え!70万倍!?
寺崎:そうなんですよ。70万倍に増えているの。これは第一次世界大戦、第二次世界大戦、ブラックマンデー、リーマンショックを経て、その時は下がるんですよ。でも、長ーーーい220年間の目で見るとずっと上がっているんですよ。だから、仮に当時1000円のインデックスファンド買ったとしましょう。1000円投資していたとしたら、220年後には7億円なんですよ。
今井:おーーー!200年は寿命ないですけど、夢がありますね!7億円!
寺崎:この本の中に実質トータルリターンっていう、各資産クラスごとにどう値が推移していったか、株式がどれだけ上がってきたのかとか、国債がどうなったかというのが出ているんですけど、それを見ると株式はどんどん今言ったように上がっているわけです、70万倍。一方現金は、下がっているんですよ。例えば米ドルはマイナスになっちゃっている。
今井:マイナスに!?
寺崎:そうなんですよ。実質の価値。だから、現金で持っていたらどんどん減っちゃうんですよ。
今井:え!悲しすぎますね。
資本主義の原理が原動力となっている
寺崎:僕もびっくりして、この本を編集するまで株が長期的に見るとずっと上がり続けているなんて知らなかったんで、まずびっくりした!でもこれって実は単純な話なんですよ。資本主義の原理だから。資本主義ってお金をどんどんどんどん増やす活動じゃないですか?会社も前年比、今年は80%でいいなんて会社はなくて、前年比1.05とかを目指すと。
今井:拡大していく感じですよね?
寺崎:そうですよね。個人の給料だって、年々上がっていきたい。で、そういう人々の活動が結果的に株式市場の伸びに反映しているという。資本主義イコールだから、実はシンプルな話だったりするんですよ。
今井:人々の欲望が70万倍に。
寺崎:そういうことですよね。1801年に投資した1ドルが200年後には70万ドル、約7350万円になる計算なんですけど、当時インデックスファンドがなかったので、現実的にはそうはいかないんですけどね。
今井:なるほど、そういう感じなんですね。
この20年で1000倍も価値を上げたあの企業とは?
寺崎:でも、現代でも実は夢みたいな話ってあるんですよ。例えば、この20年で1000倍も価値を上げた企業があって、その企業の株を10万円分、当時に買っていれば、20年後には1億円。
今井:おーーー!
寺崎:例えばその株に僕が5万円の積み立てを20年間したら、いくらだと思います?
今井:月5万円だと、年間で60万×20年で。ええ?わかんないです(笑)。
寺崎:計算が正しいかわからないですけど、大体4億2400万円の計算になるんですよ。例えば月5万円、20年間貯金したら1200万円。でも20年間、この株に投資していたら4億2400万円。
今井:なるほど!そうすると下手に宝くじなんかで散財するよりも億万ドリームを!
寺崎:億万ドリームなんですよ。そのアメリカンドリームな企業ってのが、Amazonなんですよ。
今井:Amazon!すごくお世話になっています。
寺崎:僕なんかもAmazonに全ての生活かかっています。Amazonがないと困る。でもAmazonって当時ただのネット書店だったじゃないですか。あのAmazonが、こんなすごい企業になるとは誰も想像つかない。
これからのAmazonはどこから出てくるか?
寺崎:でも、今からAmazonに投資しても遅いんで。個人的にはこれからくるのはやっぱり中国とかインド。
今井:中国、インド。
寺崎:あとね、インドネシアが来るんじゃないかなと思うんですよね。
今井:インドネシア。その心は?
寺崎:GDPの伸びがすごい。ある立派な機関が10年後のGDPランキングみたいのを発表したんですけど、確かインドネシアがTOP 3の中に入っていたんですよ。
今井:意外ですね。インドネシアってあのバリ島とかあるところですかね?
寺崎:そうそう。でもね、あそこ人口すごく多いんですよ。
今井:意外です。
寺崎:今、日経新聞とか読んでいる方はわかると思うんですけど、インドネシアの企業ってよく登場するんですよ。だからこれからなんじゃないかなっていうのが個人的に思うことです。
今井:ぜひvoicyのリスナーのみなさんも中国、インド、インドネシアから未来のamazonか生まれそうということで、ぜひ注目してみてください。
やっぱりこれからは仮想通貨!?
寺崎:あと、最近だと仮想通貨!仮想通貨がまた最近ガッと伸びていて。
今井:寺崎さんは何か仮想通貨は手に入れられたんですか?
寺崎:興味関心を持つ意味で、もうなくなってもいいやと思って3万円だけイーサリアムを何年か前に買ったんですよ。
今井:イーサリアム?
寺崎:イーサリアムっていう仮想通貨なんですけど、これが今12万円になっていて。
今井:いくらの時買ったんですか?
寺崎:確か3万円もしなかった時。
今井:3万円が12万円に。
寺崎:そう!一寸先はわからないですけど、今年はイーサリアムがかつてのビットコインみたいに値が上がるんじゃないかって予想している人もいて、もうちょっとホールドしておこうかなと思って。
今井:これは寝かせがいがありますね。銀行に貯金していたんじゃ3万円が12万円にならないですからね。生きているうちにもならないなあ。
著者の資産推移を初公開して話題に
寺崎:そうなんですよ。でも、『お金は寝かせて増やしなさい』で紹介しているインデックス投資って、実はアメリカでは家庭の主婦が当たり前にやっている投資法らしくって。
今井:そんなに一般的な感じなんですね?
寺崎:やっぱり日本人はどうしても投資しないで、貯金する国民性なんでなかなか普及してないんですけど、もうアメリカとかでは普通の投資法らしいです。この本を読めば本当にインデックス投資のやり方がわかるのでおすすめなのと、もう1つこの本、特徴的なのが著者の水瀬さん、ずっと積み立てをしているんですよ。で、リーマンショックの時にみんな脱落したんですって。積み立てていたインデックスファンドを売っ払っちゃった。でも、水瀬さんはずっとたんたんとやり続けてきた。
今井:株価が下がってピンチな時もやり続けていたと。
寺崎:そうなんです。そんな15年の実践記、2004年からリーマンショックを経て、2016年までの記録が入っています。で、なんといってもすごいのが、水瀬さんの実際の金額が入っているんですよ。
今井:おーーー!それは気になりますね。
寺崎:ポートフォリオがどう変化していったか。それが面白いし、ここが1番読者の方から反響が多いところです。
今井:なかなか他人の、しかも成功例のポートフォリオ見れませんからね。
寺崎:ポートフォリオって言わないか。資産の推移か。資産の推移ですね。で、最後に重要なことなんですけど、色々無責任なことを言いましたけど、投資は必ず自己責任でお願いします。
今井:はい。皆さんも『お金は寝かせて増やしなさい』ぜひ、ご覧になっていただけたらと思います。
(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)