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【実施レポート】はんのう森林みらい塾第2期・Session2(Day1 起業するコース)

埼玉県飯能市を舞台に、森林と関わる働き方や起業支援を通じて将来の飯能林業を担う若手を育てる人材育成講座「はんのう森林みらい塾」。全3回のSessionのうちのSession2が、2024年10月12日(土)〜10/13(日)の2日間開催されました。
10月12日は、体験するコースと起業するコースに別れての開催。本レポートでは飯能市商工会議所大会議室で行われた起業するコースの模様をレポートします。テーマは「森林ビジネスを考え、ブラッシュアップする週末」。

会場は飯能市街地にある「飯能商工会議所」

チェックイン&オリエンテーション

この日は、起業コースの受講生9名と、飯能在住の林業者の剱持 芳司さんと齋藤 正宏さん、市有林の経営管理を行う直営作業班「森の番人」メンバーの吉松慎哉さんが参加。そしてSession 1で講師として講演をいただいた株式会社GREEN FORESTERS 中井 照大郎さん・中間 康介さんには受講生の壁打ち役として参加をいただきました。
進行は起業するコースのプログラム担当である大竹(西埼玉暮らしの編集社)が務めました。

はじめに、チェックインとして一人ずつ発言をして、今日の体調やモチベーションの共有をしました。
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【チェックインのお題】
今日の体調
前回 Session1の簡単な感想
今日のセッションに期待すること
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車座になってのセッションで、緊張も和らいだように思います。

お一人ずつお話を聞いていきます。

次に、プログラム担当から、起業コースについてのオリエンテーションを行いました。体験コースとの違いは、最終日のプレゼンがあること。「森林を生かして何かビジネスを立ち上げたい」そんな希望を持つ参加者に対して、伴走をするのが本講座の目的です。
プレゼンを通して、一人一人のプランを簡潔に伝えられるようにすることが目標として示されました。

車座座談会「いいビジネスに必要な視点とは?」

続いて、個々の中間発表に入る前に、ビジネスプランを考える共通の土台をつくるために「いいビジネスに必要な視点とは何か」を、中間さんがリードする形でSession1を振り返って全員で議論しました。

一口で「起業」といっても「スタートアップ」「ベンチャー」「中小企業」「ライフワーク」で描く成長曲線は異なること。
また、課題設定の抽象度を上げ下げしながら、自分の強みややりたいことに合致する課題を探すことが、どのタイプの起業でも重要だと、中間さんからお話がありました。

議論の中で出たキーワードを使ってまとめていきます。

ビジネスプランの中間発表

さて、この日の本題は、最終日のプレゼンの前段階としての中間発表です。
お昼休憩を挟んでから、一人持ち時間10分ほどでプレゼンを行いました。
発表者のプレゼンに対して、中井さんと中間さんから丁寧なフィードバックをいただき、ほかの受講生からもコメントシートを使ってフィードバックが行われました。

コメントシートにそれぞれのアドバイスを書いて発表者に渡します。

今回の森林みらい塾起業コースでは、ワークシートを宿題にしていて、受講生はシートの内容に沿って事前に発表準備をしています。内容は「ME編」と「事業編」の2枚で、自分のこれまでの興味関心歴を振り返った上で、取り組む課題とビジネスモデルを図にするというものです。
プランの具体度には差がありましたが、みなさん年齢を重ねた大人なので、一人一人の背景から描くプランはどれもユニークでした。保育園の園長、スポーツ用品メーカーの製造職、工務店勤務など、ご自身の延長線上にビジネスプランを考えている人もいれば、自然教育で新しく業を起こそうとしている人や、マイプロジェクト的に小さな取り組みを始めようとしている人も。中には試作品のプロダクトを制作してきた強者もいました。
詳細は最終発表のレポートでご紹介しますので、どうぞお楽しみに!

次回のSession3に向けて、このあとはブラッシュアップを重ねていきます。
現場を見て事業プランに反映する、それをまた現場に投げかけてみる。
その反復ができるのが当塾の魅力だと思います。
最終発表を楽しみにしています。

会場協力:飯能商工会議所

(レポート 大竹 悠介)


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