「ピンクムーンPink Moon」四月の満月(農事暦) & 玄鳥至(つばめきたる)4/4〜8日 桜散る頃
⬜︎ 玄鳥至(つばめきたる)
「玄鳥(げんちょう)」とはツバメの異名です。ツバメが南の国から海を渡って、日本にやってくる頃。本格的な春と農耕シーズンの始まりです。
⬜︎ 鴻雁北(こうがんかえる)
4月10日頃。冬の間を日本で過ごした雁(がん、かり)が北のシベリアへ帰っていく頃です。
雁は、カモ目カモ科ガン亜科の水鳥のうち、カモより大きくハクチョウより小さい一群
秋に、空を三角を形作って飛び、エクササイズする光景を見かけます。
⬜︎ 標高450mでは、四月になって外気温が10℃を超える朝、明るくなるとスズメが 'ジュッ ジュッ" とやや濁った声で鳴きはじめます。
するとキジバトが潜った声で
"クッ、クーッ、クッ" と続けてリズムを付けて同じ回数鳴く。
ヒヨドリが ''ギャー ギャー" と鳴きながら好物の薮椿の蜜を吸いにやって来ると、起床時間。
⬜︎ 2fの窓を開けると電線にとまるツバメと、目が合う。
そろそろ出会いが始まる春。
「玄鳥至」 ツバメ一羽一羽、生命を掛けて生きている…いわんや人間をや に思い至る。
⬜︎「暦生活」
ツバメは日照時間の長さを感知して渡りを開始する。
天候や気温に左右されず、毎年同じ頃にやって来る。
インドネシアやフィリピン、オーストラリアから数千キロの旅をして飛んでくる。
ツバメたちは、日照時間の長さから、それぞれに渡りの時を感知し、敵に見つからないように一羽ずつ、海面すれすれに飛んできます。
秋は子供たちを連れて集団で帰りますが、行きは単独です。
50〜60キロだそうですから、それだけでもかなりのスピードです
天敵から逃れるときは時速200キロという驚異的な飛行能力を持っています
海の上では太陽の位置から自分の目的地の方向を見定めて飛びます
陸が近づくと見覚えのある山や川の地形を確認しながら、元の巣へ辿り着きます。
ツバメは到着すると休むこともなく巣作りに入ります。
古巣がある場合はわずか1日か2日で素早く修復して、産卵の準備に入ります。
なるべく人の出入りのある場所を選んで巣を作るツバメは、長い年月をかけて人間と共生することを選んだ鳥です。
人間と燕はまさに共存共栄の関係です。
夕方、何度も急旋回して虫を集めるツバメを見かける。
あゝ…人はスーパーで調達するところセッセと子たちの餌を集めて…程度の認識でした。
⬜︎ 山の残雪の形を見て種蒔きをする慣習がそれぞれの地方によってあります。誰からともなく、伝承される。
種を蒔くチャンスは一年に一度
早くても、遅くても収穫に大きく影響します
(その環境に居る時の経験)
電子音に慣らされた暮らしをしています。進化するかたわらどこかが大きく退化しいる…気がする。
感性・五感…
ピンクムーンはEarly Americanの大陸での農事暦。
⬜︎ ツバメ一羽一羽が違うセンサーを持って数千キロの旅をする。
スリムで優雅な流線型の体内にセットされているのでしょうか?
桜散る中「玄鳥至」に考える。