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e-marketplace 売り手と買い手が自由に参加できるインターネット上の取引市場と私見

生活の一部になっています。しかし、noteに文字を打ちながらも見えないものへの不安は否めません。

私は手を動かしモノを創る人間です。1ミリを見る目が勝負です。
一年に一度、中央に作品を運び評価される中で切磋琢磨するのが日常でした。帰路、新幹線の車中で見かけた「iichi」の中刷りは新鮮でした。

日頃、言葉を媒体にしない作り手は多少の手数料が必要でも、山の上からでも小さな島からでも、正に自分の「ノート」から不特定多数の人に繋がることは魅力的です。美術館・民藝館・ギャラリーと出会う方と違った方々との繋がりは未知の魅力がありました。

iichiは2012年8月1日設立です。参加したのが2013年5月ですからそれから7年の年月が流れていました。

松本クラフト推進協会(npo法人)が設立に協力したことからその中刷りに親近感を感じたのかもしれません。今も覚えています。「私にも出来ると」得も知れぬ自信がありました。PCはかつて単位制の高校に通って丁寧に教わりました。

ヤフーやアマゾンでは買い手、売り手として以前から活用していました。
iichに登録し作家デビューして以来お世話になって来ました。それなりの成果もあって仕事は順調で不愉快と思った事はありませんでした。スタッフの皆様に感謝しています。

他のマーケット「minne」などでも試みていますが、馴染めないままになっています。一人が織ることのできる仕事量もあります。
気持ちよく織れる環境を維持することも大切です。しかし、見えない相手には両社の違いは感じます。


何故noteを始めたのか正直に自分に尋ねるに・・・

プロダクトは私にとって終わりの匂いがしたのです。「一億総クリエーター!」そう思ったのです。”クラフトフェア"が各地で開催され、美術大学で勉強しなくても、何年も費やして先達の元で修業しなくてもクリエーターになって収入が得られる場所やニーズに事欠かなくなりました。

買う人より売る人の数が圧倒的に多い。買ってもらいたい人が大多数でその中でも魅力的なものを”創る”は何だろう?素朴ですが詳しく分析する必要もあります。

もう一つは、モノはいらない!私自身がそんな気分になりました。流行っている「断捨離」ではなく自分にとって必要なモノは、長い年数を掛けて揃ってしまい愛情を掛けて使っています。幸か不幸かそれ以上必要はものがなっくなってしまいました。
若い世代の方の家族にストレスを与えるほどの断捨離には反対します。まだまだ親から譲り受けたものは見えてはいないと思う。

加え、たとえばiichiで請われるものが必ずしも今作りたいものでもなくなってしまっている。売るために織るのも苦痛になっている。
これは生業としてのプロ意識がないのだろうと反省したり・・・それ以上魅力的なモノが作り出せないでいる自分も能力の限界かもしれない・・・などと思います。

織ることを書いている本を多く読んでも魅力的な織物は織れません。自分自身を構築しながら試行錯誤を繰り返して作り出した結果が人の心を打つのだろうとこれは経験です。ですから「noteを書く本」を読んでも人の心に入っていく文章は書けないのではないか。

ターゲット相手に売れる本を書いている生業なのでしょうか。

更に多く出版されている「売れる文章」を何冊も読んでも私には理解できませんでした。「書く教育」とは本質違ってそのノウハウではない気がしました。
たとえば陶芸の達人の元では手を取ってろくろの回し方を教えるのではありません。
教室に於いてはそれが仕事になります。

寧ろ、わからないのがモノを創る人間なのかもしれません。
ターゲットが違っているのかもしれません。新しいプロダクトは何だろ?


コロナ渦の中!川久保玲氏が初めてコメントをされました。マスクをして・・・です。

誰もが初めての経験をしている。モノづくりはこれをパワーにしないでどうするのでしょう!創ることはハングリーな中でより育っていく。内容は正確ではないかもしれませんが女だから、高齢だから、著名な同世代のデザイナーが亡くなったから・・・
言い訳をしない ! 愚痴らない!爽やかで凛とした彼女はやっぱり「孤高の人」上質なオンナのサンプルです。

チト、立ち止まって考えて・・・noteをデザインする。ネット虫の中…

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