フォレストアドベンチャーのはじまり
日本のフォレストアドベンチャーは今から約20年前に創業メンバーの一つの出会いと危機感から始まりました。
フランスで5-6年の間に100ヶ所以上国内で施設を増やし、急成長している自然共生型のレジャー施設があるときき、フランスに渡りました。
自然の樹木をそのまま使い、地上から5~15メートルくらいの高さのところにプラットフォームを作り、そこを起点に木と木の間をつないだアクティビティを渡り、最後にジップスライドでおりてくる、こんな面白いものはまだ日本にない!とワクワクして帰国しました。
しかし、そこで直面したのが、日本の森の現状。
国土の約7割が森であるにもかかわらず、高度成長時代に植えられた人工林は安価な輸入材の影響や木造建築の減少により国産材のニーズが減少し、森を管理する人が不足し、人工林を維持管理できずに放置されているケースが急増されており、このままではいけないのではない、と危機感を抱いたのです。
そうだ!
森をそのまま活用してパークをつくれば、森の維持管理をすることができ、楽しく遊べて森の課題をも解決すれば、こんな素晴らしい事業はない、という思いで、森林パーク第一人者のフランスのアルタス社と提携をし、2006年8月7日に富士山麓に日本初のフォレストアドベンチャー・フジをオープンしました。
森林をそのまま活用し、自然体験機会の提供、森林環境の保護、地域活性化への貢献という、今まで日本になかった自然共生型森林冒険施設の計画が評価され、2005年、2006年度に林野庁の補助事業「森業・山業創出支援総合対策事業優良ビジネスプラン」に採用されました。
そこから、全国に個性豊かなフォレストアドベンチャーが全国に広がり、2024年には43ヶ所オープンされています。
森で遊ぶ場を提供しながら、これらの森の課題を解決し、「自然共生型アウトドアパーク」として自然と共に生きることは、私たちの原点なのです。