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南側敷地の尾根(頂上)整備ーベンチ作成

今回は、4か月ぶりに天候に恵まれ、7月に開拓した南側敷地の尾根の整備の続きを行いました。
前回の林道の土砂崩れ箇所は、役所に通報したものの、やはり状況は変わっていませんでした。

林道の土砂崩れ箇所。状況は変わらず。

土砂崩れ箇所に至る手前の部分でも一部土砂の流出があり、車で通れないことはなさそうでしたが、手前に車を止めて歩いて土砂崩れ現場まで行きました。

土砂崩れ箇所の手前。崩れてはいないもののかなりの量の土砂の流出あり。

最近の雨の量がすごいのか、あるいは、去年は、林道工事で人が入っていたからこのようなことがあってもすぐに片付けられていたのかもしれませんが、いずれにせよ、せっかく林道が作られても人がちょくちょく手を入れていないとすぐにこのような状況になってしまうのだと思われます。自然の力はすごいものがあります。
7月に草刈りや一部伐採をした南側敷地の頂上ですが、冒頭に書いた通り、8~10月は天候に恵まれず、手を付けられていませんでした。今回ようやく続きに着手できました。

作業前。7月に一部分だけ伐採したところです。

最初は前回倒したままになっていた木を片付けました。その後、南側斜面に下りていき、伐採の続きを行いました。整然としている植林と違い、天然林なので、木が好き勝手に生えており、また曲がりくねって枝も四方八方に広がっているのですが、それほど大きな木ではないので、倒れてくる木に当たってもそれほど大事に至らなさそうで、そういう意味では安心して伐採することができます。中には太い木もあるのですが、それらは伐採時の危険もありますし、木陰にもなるので、そのまま残すことにしました。
展望を得るための伐採なので、小さい(といっても10mくらいはある)木はほとんど伐るのですが、そうすると急な斜面で、つかまったりするところが無くなってしまいます。それで、根がしっかりしている木はある程度高い位置で切ることにしました。

急斜面の移動時につかまれるように高い位置で伐採。

先ほど書いたように枝が四方八方に広がっているので、掛かり木とまではいかないまでも結構枝が引っかかってきれいには倒れてくれません。結局切った後に引っ張るか押すかして倒した後、邪魔にならないよう頂上に引き上げるか、斜面下方に落とすようにしました。
ただ、上の写真の左側にあるように1本だけ、他の木に引っ掛かって処理できないのができてしまいました。この木は他に比べて多少太い木だったので、倒れてあたる危険を鑑み、そのままにすることにしました。
本当はロープがあれば、引っ張って倒すことはできると思うのですが、林道の土砂崩れで前回荷物を取りに行った際に不要と考え、ロープがないので仕方ありません。
2日間作業して、結構な空間ができましたが、残念なことにさらに下の木を倒さないと視界はまだまだ開けません。

結構な空間ができ、日差しが地面に届くようになったものの視界はまだまだ。

視界を開くには、さらに斜面を下りて、今度はそれなりに太くて大きい木を倒さないといけません。植林地と違って、斜面の足場も取りにくい中での大きな木の伐採は結構難しそうです。今後さらに下方に伐採を進めるかどうか考え物です。

頂上に引き上げた伐木

頂上に休憩スペースを作りたいと思っていたので、最後にベンチを作りました。タイトルに使っている写真のベンチです。足から作るのはとても大変なので、どうやって作ろうかなと考えていたところ、ちょうど切り株にうまく木をはめればベンチになるのでは?とひらめき、やってみました。うまいこと木がはまって、ちょうどいいベンチができました。
次回は、頂上に集めた伐木の枝払いを行い、枝部分はお正月に使う薪に、幹の部分は、土砂崩れで車で行けなくなってしまった西端の荷物置き場までの道の整備に使おうと考えています。ルートはできているのですが、特に沢からこの頂上に至る部分の急斜面が滑りやすく、歩きやすい道に整備したいと思っています。

沢から頂上に至る北側斜面。急斜面なうえ砂地で滑りやすい。

追伸
今回から、動物との遭遇や転倒・滑落などで身動きが取れなくなった時に備えてココヘリ(https://www.cocoheli.com/)に加入しました。発信機を携帯することで、万が一の際には本人や家族からの通報で居場所を捜索してくれるサービスです。
このサービスを利用するには登山計画の届けも必要ということで、YAMAP(https://yamap.com/)から登山計画も出すようにしました。これまで登山計画を出そうにも無名な山なので、どこにどのように出せばいいのか分からなかったのですが、YAMAPからは電子情報で届が出せるということが分かり安心感が増しました。
また、動物対策としては熊鈴と大音量の携帯用の防犯ベルを使っているのですが、接近してしまった時の対策がなかったので、発炎筒と発煙筒も携帯することにしました。発炎筒は車についているもので、こちらは炎が出るので、怖がって逃げてくれないかなというのが期待値、発煙筒は煙がでるので、これも怖がって逃げてくれないかなというのが期待値。加えてこれらがあれば万一捜索してもらう際にも有効かなという点もあります。
いずれも安全対策ですが、これらが日の目を見ることがないよう、今後も注意深く活動したいと思います。
2024年11月

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