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必要な仕事、不必要な仕事
「仕事に貴賎なし」
という言葉があります。
自分は、この言葉に概ね賛成でした。
どのような仕事も、尊いものであるという考えは、聞こえがいい。
しかし、必要な仕事と不必要な仕事があるのも事実です。
日本では、基本的に公衆トイレが整備されていて、無料で自由に清潔なトイレを利用できる。
カンボジアでは500リエル~1000リエル(約13-25円)
タイの駅では3バーツ(約11円)の使用料金がかかる。
この使用料金を回収する仕事は本当に必要でしょうか。
小学校から中学までの9年間で1人あたり約900万円の税金が使われる。9年間教育を受けた先にトイレ番をするのは、費用対効果が悪すぎると思います。
コスパが悪いから教育を受けない、教育を受けないから教育を受けなくてもできる仕事しかしない。
タイに来て、カンボジアの就学率が低い理由がぼんやりと理解できました。
カンボジアの就学率は
小学校・・・9割
中学校・・・7割
高校・・・・5割
大学・・・・1%以下
回収スタッフは、つまらなそうにスマホを眺めながら、ニコリともせずお釣りを渡してきます。
トイレを済ませてスッキリしたはずなのに、何だかまだモヤモヤするのは、3バーツのせいかな。
トイレ番をするスタッフを、この混雑しているチケット売り場にあてた方が生産的だと思います。
さらに言うと、チケット売り場も自動発券機にすれば、インフォメーションガイドに人員をあてることが出来ます。
どの列車に乗れば良いのか分からない旅行客のサポートを充実させて欲しいと、旅行初心者の私は思うのです。
チケットチェックをするお兄さんは、ニコニコ笑顔で丁寧に手を合わせて挨拶をしながら切符を切ってました。
これは必要?
買った行先と、乗っている電車が一致しているか確認してくれるなら必要。
でも、乗車中に確認されて「この列車ではない」とか言われても困りますよね、
乗る前のチェックが必要です。
これも、セルフチェックがしっかり出来る能力があれば解決することです。
教育というものは、世の中の無駄を排除するためのツールという側面もある気がします。