カンボジア自転車旅 その5 ~マイペース最強説~
12月26日8時pm
バイク兄の助言に従い、しっかり夕飯を食べました。
15時間走り続け、シェムリアップまであと約50キロとなりました。
200キロ以上も走り続けると、体が慣れてきて全然疲れなくなりました。
マイペースなら、どこまででも行けるような気がします。
呼吸が整って、
体中が最適化されているような不思議な感覚になりました。
でも、これは一種の錯覚で、体力は確実に消耗しています。
少しペースを速めると、息が上がり足の疲労感がドッと押し寄せてきて、脳内アラームが休め✋という司令をだします。
だから、のんびりマイペース😉😉😊
マイペースが1番継続的に力を発揮出来るのだと実感しました。
マイペースは人それぞれです。私のベストペースは時速16キロ
鼻歌を歌いながら、月明かりとヘッドライトを頼りにシェムリアップを目指します。
夜9時を回った時点で、少しずつ違和感を感じ始めました。
あちら、こちらで犬の遠吠えが聞こえるのです。
田舎道を抜けてシェムリアップ州に入ると、民家も増えます。
警備員を雇う代わりに、犬を飼うカンボジア。
昼間はゴロゴロしてて可愛いのですが、夜になると豹変して吠えてきます。
しかも、カンボジアでは基本的に放し飼い😅😅
ワンワン言っているのは、僕を励ましているのだと解釈して、ペダルを踏み込み続ける。
すると、僕を全力で励ましにきた犬が、右足にぶつかってきました😅😅✋
頭によぎる「狂犬病」の文字
先月、シェムリアップで狂犬病で亡くなった記事が載っていたのを思い出し、全力でペダルを踏み込む。
するとどうでしょう。
信じられないスピードが出ました。
しかし、マイペースを崩すと押し寄せる疲労感・・・
足がパンパンになって、休もうかと自転車のスピードを緩めると聞こえる、犬の大声援
番犬ゾーン約20キロ。
信じられないハイペースで走り抜きました。
ここで、気付いたことは
「自分の限界は、自分で決める」
もう無理だと勝手に思っていた自分に気付きました。命の危険が迫ると、信じられない力がでますね。
そんなこんなで、午後10時30分
朝4時に出発して、約17時間走りきってたどり着いたアンコールワット遺跡群の町シェムリアップ。
3日間でたどり着く予定が、2日で完走😉👍😉
やれば出来るものだと実感できた自転車旅でした😊😁😊