「舞台やがて君になるencore」に通い詰めたレポ&舞台を楽しむ観客としての準備について等 (やがて君になる+仲谷鳰作品 Advent Calendar 2022 12/6担当分)
お疲れ様です。くまくまです。
やが君に出会って人生の大部分が変わり、気づけば同人誌を作ったり、舞台に通い詰めたりするアクティブなオタクになっていました。
今回は「舞台やがて君になるencore」に通い詰めた人間として、何かしら気づき等をまとめたレポ、そして舞台というコンテンツに突然密着することになったオタクが感じた「準備しといてよかった」「準備しとけばよかった」等の気づきをnoteとして残しておきたいと思います。
堂島君(act.小田川颯依さん)の
「大歓迎~」ポーズ&日替わり生八つ橋アドリブについて
まず情報として残すべきはこれかなと。
千秋楽の挨拶にて「必ずアドリブを入れようと思っていた、アドリブを入れるからにはミスなくやらなくてはいけないという緊張感をもって挑んだ」というコメントを残してくれた小田川さんでしたが、コメント通り、毎回客席から笑いがこぼれるのは、堂島君のアドリブによるものがほとんどでした。
ということで…まずはこちら、
「それならいつでも生徒会室に相談に来りゃいいよ!女子率上がるの大歓迎~!」
のセリフとともに披露された、愉快なポーズのバリエーションまとめです。
①11/24 ゲネプロおよび11/25昼&夕の部
片膝をつき、両方の手それぞれで指をクロスさせたハートを形作り、「大歓迎~!」
②11/26 昼の部初演「舞台やがて君になる」にて爆誕し、叶こよみ(act. 春咲暖さん)がそれを見た瞬間に意表をつかれてセリフを忘れるというハプニングまで起こった両腕ガッツポーズの「大歓迎~💪💪」がこの回にて復活しました。
③11/26 夕の部
この回は、片腕(たしか右腕だったような…)のみを掲げて「大歓迎~💪」
④11/27 昼の部
両腕ガッツポーズのアレンジ版、ガッツポーズしながら腕を交互に上下へワキワキ動かすモーション付きで「大歓迎~💪💪」
⑤11/29 昼&夕の部
両腕ガッツポーズの「大歓迎~💪💪」
⑥11/30 昼の部
この日も完全新アドリブ
片膝をついて、フレミングの右手と左手を顔の横に持ってきながら「大歓迎〜!」…伝わって!
⑦12/1 昼の部
片膝をついて(ちょっと記憶が定かではない、立ってたかも)
両の平手をミトンみたいに親指だけ立てた形で頭の横に添えて「大歓迎~!」
⑧12/1 夕の部
両方のほっぺに指当てて(人差し指のみ?中指と合わせて二本の指を立ててたかも)、ぶりっ子ポーズで「大歓迎〜!」
⑨12/2 昼の部
観客に完全に背を向けて、両腕で大きく丸を作りながら、手はハートを形作って「大歓迎〜!!」
⑩12/3 昼の部
頭の上で互い違いにピースサイン構えながら「大歓迎〜!」
⑪12/3 夕の部&12/4 千秋楽
両腕ガッツポーズで「大歓迎~💪💪!」
いろいろなパターンを見せてくれた堂島君でした!
次に、生徒会のみんなに七海先輩が生八つ橋のお土産をもってきたシーンのアドリブについて!
ここは槙君(act. 瑞野史人さん)との掛け合いの変化が最高でした!
①11/24ゲネプロ&11/25昼、夕の部
堂島「俺はチョコ味もーらい!槙はプレーン味な!」
槙「えっプレーン…?」
②11/26 昼の部
堂島「俺チョコ味!槙はバナナ味な」
槙「えっバナナ?」
③11/26 夕の部
堂島「俺チョコ味!槙はカレー味な」
槙「えっ…やだ」
④11/27 昼の部
堂島「俺抹茶味もーらい!槙はパクチー味な」
槙「えっパクチー…?ヤダ……」
⑤11/29 昼の部
堂島「俺この抹茶味にしようかな!」
槙「それパクチー味って書いてあるよ?」
堂島「えっ」
⑥11/29 夕の部
堂島「俺この抹茶味にしようかな!槙はゴーヤー味な!」
槙「ッ…無理ぃ……」
⑦11/30 昼の部
堂島「俺はプレーン味もーらい!槙はプルーン味な!」
槙「フフッ…言いたいだけでしょ?」
⑧12/1 昼の部
堂島「俺はチョコ味もーらい! 槙は納豆味な!」
槙「嫌だなぁ…笑」
⑨12/1 夕の部
堂島「俺プレーン味にしよっと!槙は腐った卵味な!」
槙「ッ…!ホグワーツ…!!」
⑩12/2 昼の部(この日は唯一、槙君のほうからアドリブが始まりました)
槙「僕チョコ味もらおうっと。堂島はキュウリ味ね」
堂島「嫌いじゃない♪」(仲谷先生のやが君スタンプの"それな"みたいな雰囲気)
槙「えっ」
⑪12/3 昼の部
堂島「じゃあ俺はチョコ味もーらい!あっでもこれラス1だから…槙!半分こしようぜ!」
⑫12/4千秋楽
堂島「俺プレーン味もーらい!槙はトリュフ味な」
槙「え!やったぁ♪」
堂島「おう!」(グータッチ
(ついに優しくなった堂島君に、会場内からあたたかな笑いが溢れ出てました)
アドリブまとめは以上になります。その日のうちにメモを書いていましたが、ミスがあれば教えていただけると助かります。
こうしてみると、堂島君が日々アドリブを本当に頑張っていたのが伝わってきますね笑
舞台を楽しむため、観客としての準備について
舞台やライブって、アニメや漫画、映画等にくらべて、多くの方はそこまで日々いろいろな作品を見て回ることのないコンテンツだと思うんです。
突然「絶対に見逃したくない、思う存分楽しみたい!」と思う作品に出会っても、いざ行ってみると「準備不足だったな」と悔しい思いをすることがチラホラあると思います。
今回私がこの舞台に通い詰めて、準備しておいて良かったこと、もっとやっておけば良かったことなどをここに残します。
「準備しておいてよかったこと」
①会場の大きさの確認と"低倍率"の双眼鏡の調達
一緒に観たやが君ファンの数人から「双眼鏡が欲しかった」「持ってきた双眼鏡の倍率が高すぎた」との声を聞いたので、おそらくこれは"舞台やが君に限らず"しっかり準備したほうがいい項目。
先に結論を言うと、私は友人の双眼鏡と見比べて、この双眼鏡がベストだったと実感しました。
ポイントとして、
劇場の大きさに対して、ちょうどいい"低倍率"であったことです。
大は小を兼ねるといった考えで、10倍等の高倍率&気合が入りすぎると手ブレ防止のスタビライザー機能付き!なんていう双眼鏡をついつい持ちたくなるのですが、それは〇〇アリーナや〇〇ドームのような、国内屈指の大規模会場に限定して有効なオオモノになります。
これらを普通の劇場へ持ち込むと
・顔しか見えない(演技がほぼ楽しめない)
・役者さんの動きについていけない
・覗きたい場所に向けて素早く覗き込むのにある程度の訓練がいる
といったデメリットが発生します。
先に挙げた低倍率双眼鏡は、
・小さくて軽め(3時間ほとんど覗きっぱなしも可能)
・視野が"長方形"に確保される特殊レンズで、視界が広い(通常の双眼鏡は視野が丸く狭められてしまう)
・眼鏡の上からでも気にせず覗ける
というメリットがあり、予想以上の働きを見せてくれました。
お値段はある程度しますが、それでも安い方に分類されるかと思います。持っといて損ないかも。
但し、という注意付きで補足。
例えば推しと推しのキスシーン等の「顔だけ見ていたい」シーンがどのタイミングで発生して、どの座席からならそれがしっかり見えるのか、これを熟知した上で限定的に高倍率の双眼鏡を構えることは、「そこにしかない栄養素」をとても効率よく摂取できる点で非常に優れています。
あくまでも、すでに通い詰めていることが前提になりますが……
②舞台に全力で通うなら、体調管理や生活環境維持はプロに頼るべき
これは本当に痛感しました。
「舞台やがて君になるencore」は、合計で3h近くになる上演時間の作品になりました。
それを昼〜夕方、夕方〜夜の一日2回。これを連日観ると、どんなに体力に自信があろうと疲労します。
自分の体調や生活環境を維持するための作業…整理整頓、洗濯や炊事に水回りの掃除、食事にかける時間と睡眠時間。
合間に仕事を挟もうものなら、ほぼ間違いなく舞台期間の生活サイクルは破綻します。
健康を害してしまうほどの推し活は、コンテンツ提供側も決して望まないでしょう。だからこそ、整理整頓、炊事、水回りの掃除等はプロに任せるべきです。…頻繁にイベント遠征する方ならもうおわかりですね?そうです、ホテルとレストラン、それからコンビニです。
整理整頓と水回りの掃除はホテルに、炊事と皿洗いの時間はレストランやコンビニに手伝ってもらうことが本当に重要になります。
生活環境の維持を外部委託することで、自身の健康管理にかけられる時間を確保でき、その分さらに推しのコンテンツ提供を全力で受け止めることができます。
もちろんこれは「出費が痛い」という思いと「この機を逃したら二度と同じイベントはない」という思いのせめぎ合いによってバランスが決まりますし、人それぞれ考え方は違います。
あくまでも「感情が限界値を振り切れるほどの作品に出会ってしまった」時の備えとして、うっすらと覚えておいていただければと思います。
「もっとやっておけば良かったこと」
①会いたいフォロワーさんとのスケジュール調整
個人的には今回は結構ガッツリやったほうだったのですが、数少ない機会である大規模イベントに際して、事前にもっと準備すれば慌てずに済んだなというシーンは何度かありました。
「ご挨拶したいです」といった意思表示は事前に活発に出しておいて基本的に損はないし、DM等で連絡を取り合うのは、ある程度早いほうが調整がききます。ご参考程度に…!!
②日々の体力向上
これもね…ほんとね…多分みんな「それなんだよな」ってなると思うんですよ。
イベントが告知されてからでは足りないかもしれません。盛っておいて損のないHPとスタミナ。お互いにこれからも健やかに推し活ができますように。がんばりましょう。
③全力で拍手を送れる腕と手を作っておく
これも地味に感じました。最高のコンテンツを作り上げてくれた推しに対して「腕がしんどい」とか言って拍手を渋ってる場合じゃないんです。
相手は全力で舞台の上に立っています。我々が全力を尽くせるのは、静かに舞台を見守り、涙は流しても鼻をすする音は極力抑え、面白いところは迷惑にならない程度に笑い、そして適切なタイミングで全力の拍手を送ること。
日頃、拍手なんてそうそうやるものじゃないので、1分程度の拍手でも意外なほどに筋力を要求されることに現場で気づく羽目になります。
拍手慣れしてなかったためか、「全力で拍手した次の日に手のひらが内出血していた事に気づいた」と話してくれた方もいました。
舞台へ通う前は、少しでいいので拍手の練習をおすすめします。
さて、本当は「舞台やがて君になるencore」が上演回数を重ねるにつれて演出が変化したポイント等についても語りたいところではありますが、文章が長くなりすぎるのと、投稿を今日のうちに達成しておきたいこともあり、このあたりで締めくくりたいと思います。
全14公演+ゲネプロ、全力で通わせていただけたこと、これ以上ないくらいの幸せな日々でした!
ありがとうございました!!!
おしまい