自閉症と強度行動障害を持つ年長の男の子の支援について
【相談内容】
年長の男の子が毎日当施設に通っていますが、いくつかの課題があります。この男の子は発語がなく、初めて来たときは非常に暴れました。自閉症の診断を受けており、強度行動障害の傾向が見られ、IQも約30と診断されています。また、日常生活動作(ADL)が確立できておらず、食事も全介助が必要な可能性があります。今後、支援級に進む予定です。
以前は欲しい物を奪ってしまう行動がありましたが、PECS(絵カード交換システム)の導入により、欲しい物やしたいことをカードで示せるようになってきました。しかし、気に入らないことがあるとお漏らしすることがあり、その他にも不適切な行動(服を脱ぐ、女性スタッフの胸元に手を入れるなど)が見受けられます。どのように支援するのがいいでしょうか?
【ほかの教室からのアドバイス】
◯ 脱衣や失禁が発生した場合:
- その状況や原因を詳細に観察・記録しましょう。
- 規則性が見つかれば、その状況を作らないように工夫してください。
- カードを使って、決められた場所での着脱訓練を行い、基本的な日常動作の獲得をサポートします。
- トイレへの誘導も行い、適切な場所での排泄ができるように支援します。
◯ 食事に関する対応:
- 栄養の偏りが心配ですので、保護者に対して栄養学的なアドバイスを提供してください。
- スプーンなどを使って食事のサポートを行い、スムーズな動作の獲得を目指します。
- 食べ物に対する興味を持たせるために、食べ物カードなどを使用します。
◯ 就学に向けての対応:
- 少ない期間で対応策を考える必要がありますので、関わる全ての機関(他の施設、保護者など)との連携が重要です。
- 全体の方向性を統一するために、担当者会議を開催して現状を把握し、共有してください。
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フォレストキッズは毎朝各教室を繋いで、支援の仕方に迷うスタッフをアドバイスや情報提供でサポートしています。
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