目を逸らしちゃいけない、日本の自殺率。
日本がこれまで抱え続けてきた闇の部分を、今こそしっかり見つめるべきだと思わずにはいられない。私は耳を疑った。昨日、ラジオから聞こえてきたのは、500人弱の、自ら命を絶った、子供たちの現実だ。
小学生から高校生までの子供たちが、過去最高の自殺率として記録された2021年。そしてオリンピックの年。
私はこのあまりにもカオス化している日本の状況が狂っているようにしか感じられない。
一体これでいいのだろうか。
いや、これで言い訳がない。
私は大学時代に、いじめという、社会現象を考察する社会学のゼミにいた身である。
しかし、その時学んだことは、今も解決策として生きていない現状を突きつけられている。
子供たちに未来を、と簡単にCMでも、メッセージでも言うことは簡単だ。
でも、知るべきだ。
日本の若者の人口が減衰していく中で、こんなにも、未来を創造できる子供たちが自ら死を選んでしまった2021年。
大人たちの責任は重い。
私を含め、もっと日本人の大人たちは、この現実に真剣に向き合い、どうすれば風向きが変わるのか考えなければならない。
オリンピックなんかに夢中になっている場合ではないのだ。
私は非常に心を痛めてしまった。
そして、自分が微力でもできることをしよう、と心の中の炎を抱きしめた。